呼吸する町

作者 四万一千

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★★★ Excellent!!!

ゴミだけでなく、人すらもリサイクルされる街、游骸町。
ここで「葬儀屋」としての仕事をする主人公、ケイト。
この町で行われているブレスとは一体?
リネットとはどういうシステムなのか?
システムを司るものとは?
そしてケイトとは……。

様々な人物や要因が複雑に絡み合いながら謎が明かされ、一つの方向に収束していく、そんな物語だと感じました。
ぜひ、あなたの目で確かめて下さい。
現在の私たちが送る生活に対し、大きな警鐘と少なからぬ希望を与えてくれる作品です。

★★★ Excellent!!!

文明はかなり進歩している本作の世界。
一見すれば、実現してほしい文明の利器は数多見受けられる。

なのに、描写されている人々は、どこか機械的な印象を受けてしまう。
ページを進める度に、読む者に別世界のようで身近な恐怖を与えることは間違いない。

近未来の世界観やディストピアが好きな方には、是非読んでもらいたい。

★★★ Excellent!!!

ゴミを吸収し、住人達の生活に還元する町「遊骸町」。そこで生活するケイトはある日、生きた人間がそのまま町に吸収されている、という衝撃の事実を知る。町に何が起きているのか、博士と呼ばれる人物と共に探り始めることになるのだが……。
ゴミを吸収する町、遊骸町で何が起きているのか?
ケイトは真相に辿り着くことができるのか?

一度読むと、どんどん先を読み進めたくなります!
是非一読あれ!

★★★ Excellent!!!

 一話からさっそく、独特の世界観に引き込まれました。
 技術革新が人々の生活に利便性を与える一方で、町の在り方を蝕んでいく——SFジャンルとして申し分ない世界観に、主人公の人間性がみごとにハマっています。
 退廃的な雰囲気を纏わせる文章に中毒性があり、物語の行く末が気になって仕方ありません。

 読めばきっと、呼吸する町の行く末を見届けたくなるでしょう。

★★★ Excellent!!!

これこれ。こういうSFを読みたかったんだよ。
まず私がこの話の第一話を読んだ感想がそれだった。

現在、第三話まで読了。
あらゆる廃棄物を街が吸収して、市民の生活にそれを還元するという世界観がシャープだ。昨今の環境問題も視野に入れた発想が新鮮で目を奪われた。
さらに、その世界観の中に溶け込む登場人物が最高にイカしてる。ケイトのぶっきらぼうな中に見える人間らしさが生き生きと描かれていて、画面をスクロールする手が止まらない。

もっと読みたい。こんなに面白い話に出会えるなんて。
「呼吸する町」は私にとってそう思わせてくれた作品だ。これからも続きを楽しみにしています。