呼吸する町

作者 mono-di-tri゠テトラ

68

25人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

文明はかなり進歩している本作の世界。
一見すれば、実現してほしい文明の利器は数多見受けられる。

なのに、描写されている人々は、どこか機械的な印象を受けてしまう。
ページを進める度に、読む者に別世界のようで身近な恐怖を与えることは間違いない。

近未来の世界観やディストピアが好きな方には、是非読んでもらいたい。

★★★ Excellent!!!

生者と死者の境目とは?
なぜ人は生きながら死にゆくのか? 死ねば何も残らぬというのなら、なぜ歴史上に名を遺した者は語り継がれるのか?

まるで一つの生命のように息づき、廃棄物を食らい、平然と存在し続ける町、遊骸町。
死すら管理されるその町で、主人公であるケイトは生きている。
そして、生きている者を導く冒涜的な死の謎を探るため、この町で生き延びることを決意する。


リサイクルネット――リネットの真実は。遊骸町に隠された真実とは。
ケイトの歩みと共に、あなたは目撃することになる。

★★★ Excellent!!!

ゴミを吸収し、住人達の生活に還元する町「遊骸町」。そこで生活するケイトはある日、生きた人間がそのまま町に吸収されている、という衝撃の事実を知る。町に何が起きているのか、博士と呼ばれる人物と共に探り始めることになるのだが……。
ゴミを吸収する町、遊骸町で何が起きているのか?
ケイトは真相に辿り着くことができるのか?

一度読むと、どんどん先を読み進めたくなります!
是非一読あれ!

★★★ Excellent!!!

 ゴミを吸収し還元する街――それだけでも面白いのに、故人まで吸収してしまう、という設定に、一瞬にしてこの小説の虜になってしまいました。
 確かに、ゴミが「ゴミ」とならず、新しい物にリサイクルされるシステムが整った社会には、憧れを感じます。しかし、そこに存在する大きな欠陥を知ると、そういった憧れに不安を覚えます。
 この作品を読んで、足元を掬われたような、そんな気がしました。

 登場人物たちも魅力的です。特にケイトは、冷たく不愛想な印象を受けますが、その内面がしっかりと書かれており、誰よりも人間らしい人物です。
 そんなケイトが「ゴミ」と「人間」の物語の主人公なのです、面白くない筈がありません。

 物のゴミとは違う尊厳ある人間が、この物語でどうなっていくのか、とても楽しみです。とにかく、「ぞくぞく」くる作品です!

★★★ Excellent!!!

 一話からさっそく、独特の世界観に引き込まれました。
 技術革新が人々の生活に利便性を与える一方で、町の在り方を蝕んでいく——SFジャンルとして申し分ない世界観に、主人公の人間性がみごとにハマっています。
 退廃的な雰囲気を纏わせる文章に中毒性があり、物語の行く末が気になって仕方ありません。

 読めばきっと、呼吸する町の行く末を見届けたくなるでしょう。

★★★ Excellent!!!

これこれ。こういうSFを読みたかったんだよ。
まず私がこの話の第一話を読んだ感想がそれだった。

現在、第三話まで読了。
あらゆる廃棄物を街が吸収して、市民の生活にそれを還元するという世界観がシャープだ。昨今の環境問題も視野に入れた発想が新鮮で目を奪われた。
さらに、その世界観の中に溶け込む登場人物が最高にイカしてる。ケイトのぶっきらぼうな中に見える人間らしさが生き生きと描かれていて、画面をスクロールする手が止まらない。

もっと読みたい。こんなに面白い話に出会えるなんて。
「呼吸する町」は私にとってそう思わせてくれた作品だ。これからも続きを楽しみにしています。