愛宕平九郎

　ヴァンドール王国の王都アズールの下町通りにある小さな魔法石店。 　ここの女主人、リリアは国一番の魔法石鑑定士と評判だ。 　相棒のレギウスと一緒に、今日も持ち込まれた曰くつき魔法…

あの街を歩くと私にはこう見えますが、貴方にとっては如何なものでしょうか。 ☟本作の背景☟（ネタバレではありません） https://kakuyomu.jp/users/a…

【完結済】今、地球を取り巻く危機がここにある。 現在進行形、これが「現代」のファンタジー！ カナダ極北、夏。白い獣の仔を助けた少年・蒼仁（アオト）は、天空の大精霊より特殊能力を…

【あらすじ】 今川義元の大軍が尾張に迫る中、織田信長の家臣、簗田政綱は、輿(こし)が来るのを待ち構えていた。幕府により、尾張において輿に乗れるは斯波家の斯波義銀。かつて、信長が傀…

夫のリタイアで米農家の義実家にやって来た小烏が、農家の台所で頑張っております。 野菜は「買うもの！」から、「畑にあるもの！」へ。 小烏の料理はお義母さんの口に合うのか？ 皆様の知…

【あらすじ】 「私」――矢代幸雄は、知己である松方幸次郎に連れられて、パリ郊外ジヴェルニーのクロード・モネ邸へとおもむく。松方幸次郎は、のちの西洋美術館の元となる、「松方コレクシ…

とある病室で目を開けると、男が立っていた。 面会はできないはずなのにそこにいるってことは——。 謎の男の正体は？

五十歳の誕生日を迎えた沢村恭平は、家族と一緒に過ごすために早々に仕事を切り上げ、家路についていた。しかし、恭平の自宅の前には、煙草をふかしながらうろつく不審な男の姿があった。初見…

【まえがき的なやつ】 『カクヨムWeb小説短編賞2022』への参加作品です。 最近はちょくちょく昭和初期から中期の話を書いてます。この作品もそんな感じの話で、川が舞台で、月をちょ…

彼はあの子が好きで、でもあの子は別の人に憧れて。 あいつも彼女を狙ってて、この子は彼に片思い。 恋って、うまくいかないね。でもそれが堪らないのよ、見てるぶんには。 ……ほんと…

欲望と我慢を科学する。 オチは題名にあります。 真面目に不真面目やってます。

【あらすじ】 フランス王フィリップ二世は、イングランドとフランスの西半分を支配するプランタジネット朝から、フランスの西半分を獲得しようと画策していた。プランタジネット朝の王妃であ…

都会に出てアイドルを目指していた河内ひかるは、夢叶うことなく失意の中で帰郷し、親から紹介された地元の土建屋「カドヤ建設」に就職した。そこで待っていたのは、絶対的な権力を持つお局・…

身長１５センチメンタル、大きく見せるためのトンガリ帽子はトレードマーク。ふさふさの白髭を着ければ子供には見えないだろう？ 俺は故郷ガーデンを離れ、傭兵のように生きるノームだ。 自…

猿轡とは。 猿と馬は相性が良くて、猿がいると馬が大人しくなる。よって、口をふさぐ、といった意味で「猿轡（さるぐつわ）」と言われるようになった。 ……ふうん。語源はほのぼのしたも…

【あらすじ】 一三七九年、アドリア海はヴェネツィアとジェノヴァの角逐の場と化していた。ヴェネツィアの提督ヴェットール・ピサーニは不利な戦いを強(し)いられて投獄された。その結果、…

主人公の結奈は北海道の美しい町小樽で生まれ育ったが、短大を卒業すると、都会に憧れ実家を飛び出し勘当同然になっていた。運よく東京の企業に就職し、半年の職場恋愛でスピード結婚を迎えて…

神奈川の市町村擬人化セリフ劇。 １話56文字～630字で神奈川の市町村がわかる！ 明日からアナタも神奈川通？ ※2020年ゴールデンウィークにおける緊急速報メール、2022年1…

夫のリタイアで、夫のふるさとに移住しました。 マンション生活から農家生活へシフトチェンジ！ 心も頭も柔軟性のなくなってきたお年頃。 うまく馴染むことができますでしょうか？ どうぞ…

カクヨムで書いている方々に触発されて、詩をつくるようになりました。 はじめ文章修行のつもりで書いていたのが、だんだん詩そのものが楽しくなってきて。俳句から短歌、漢詩、自由詩と、…

夫のリタイアで米農家の義実家にやって来た小烏が、農家の台所で頑張っております。 野菜は「買うもの！」から、「畑にあるもの！」へ。 小烏の料理はお義母さんの口に合うのか？ 皆様の知…

✳カクヨムWeb小説短編賞2022　応募作品✳ 小学生の杏は母と二人で団地に住んでいる。友達と一緒に団地に住む先生の家に遊びに行くのが細やかな楽しみ。 　 　ところが、ある日突…

一三六三年、中国は元末明初という群雄割拠の時代にあった。中でも、江西・湖北の陳友諒（ちんゆうりょう）の勢力は強大で、隣国の朱元璋（しゅげんしょう）は食われる運命にあるかと思われた…

鶴の番は、深い絆で結ばれる。 叶えるよ。君が、そう願ったから。

紀元前、共和政ローマとカルタゴは、シチリア島をめぐって戦いを繰り広げていた（第一次ポエニ戦争）。カルタゴ相手に苦戦するローマ。しかし、ローマ市民は資金を供出し、執政官カトゥルスと…

【あらすじ】 備前の戦国大名・宇喜多直家は、備中の戦国大名・三村家親を火縄銃により暗殺する。暗殺による混乱に乗じて、直家は備中へ進出、明善寺城を橋頭保として構築する。しかし、家親…

ヴェネセティオ王国の初代国王となったロランドが、簒奪した国の第五王女アデライードに狂愛を注ぐ物語。 短編１万字、5話完結。 後日譚（カクコン長編(…予定)）ありますhttps:…

【あらすじ】 摂津源氏・源頼政は以仁王からの密かな訪問を受ける。以仁王は、平家の専横を打倒すべく、挙兵を企図していた。そのため、頼政に兵を出すように要請。頼政に声をかけた理由は、…

✳カクヨムWeb小説短編賞2022　応募作品✳ 私は中学校に通う西田真紀。 普段は美術部に所属してのんびり過ごしている私に声をかけてくれる君――木内実隆。 いい友達だし、一緒に…

文字愛があり過ぎて周りをドン引かせた亜美。 幼稚園で新聞を欲し、小学校でキリル文字を知る為、捨て身の作戦に打って出た。 でも、言葉を操るのは超苦手。 「きっちょむさんへ よくそ…

仕事を辞めた私は結婚して武蔵野台地の中央の方に住んでいる。 幸せになれると思っていた。 だけど最近、夫には秘密がある。 そう、私にはとあるものが見えているのだ。

　デイダラボッチの正体はタタラ製鉄を行っていた製鉄民だったんではないかという説です。 　実際に巨人がいた可能性も探っています。 　最後の方は、オルタナティブ歴史とか、天皇家の古い…

チッチが家を出ていったのは、日曜のことだった。お昼ごはんの片付けをしていた母が、生ごみを出すために勝手口を開けたそのドアのすき間から、ばさばさっと羽音をたてて、飛び立っていった。

躓いて学校を休んだ主人公は森の道の半ばである女性と出会う。彼女に連れられた先には橋があった。

第3回角川武蔵野文学賞応募作品。 武蔵野市と三鷹市の境目にある、幅１０メートルの小さな橋には、何故か軌条(レール)が敷かれている。これは、新しく架けられた橋に積もる歴史の記憶。

　巨人伝説研究家、角田六郎（つのだろくろう）は巨人の実在を知る数少ない真の研究家である。 　だが、彼が行く先々には、巨人が実在しては困る常識人達が立ち塞がり、毎回、アレな展開にな…

文学館巡りの旅を出た無名作家の『私』 鞄に入っているのは、近代文学の文庫本。 本を片手に電車に揺られて辿り着いた場所は自然豊かな武蔵野台の都市、三鷹。 さてさてこの旅で得られる…

紅葉の中の国立天文台 そこはやわらかな想い出の場所 日常の中にあるささいなつまずきと癒しの物語

角川武蔵野文学賞によせて書きました。ファンタジーなのでライトノベル部門にしましたが、素養がないのでラノベっぽくないかもしれません。

探査員であるロイドとパスカルは荒れ果てた大地を進んでいた。大きな災害があり、大半の生物が死に絶えた土地で、エネルギィ反応があった地域を調べている。そこで彼らは不思議な建物を見つけ…

同じ高校、同じ大学を経て、お互い社会人になった二人。 俺は一年振りに彼女からお誘いをうけた。 どうやら何かを伝えたい様子。 多摩川沿いに広がるかぜのみちを並んで歩き、いつものよう…

お一人様の人生を楽しんだ私。でも、もうひとつなりたい私がありました。故郷で不思議な体験をします。

近現代の中央線、その沿線には雑木林が広がって、多くの生き物が人々の隣に暮らしておりました。暗い夜道をぽっかり照らす電灯の下で出会ったモノはいったいなんだったのでしょう？　今よりも…

【「第3回 角川武蔵野文学賞」中間選考通過作品】 　友人女性に誘われて、武蔵野を見て回る主人公。日帰りツアーのはずだったが、途中で予想もしなかったトラブルが発生する。

自主企画「第4回「エイル&クロノヒョウコラボ企画！」」 の参加用に書きました。 「偽物の仮面」 「この世の果て」 「お散歩日和」 「ラーメンから丼ぶりを除いたようだった」 の…

上京20年の親父 神社の大木

まだ武蔵野に自然が豊かだった時代。 戦争で片目と指を失った安介が凱旋帰国した。 彼は、痛みを癒すために祭りを開きたかった。しかし、戦争中のこと、村長はそれを拒んだ。 ところが皮肉…