夏の夜に起きた不思議。
【まえがき的なやつ】
『カクヨムWeb小説短編賞2022』への参加作品です。
最近はちょくちょく昭和初期から中期の話を書いてます。この作品もそんな感じの話で、川が舞台で、月をちょとした仕掛けとして使っています。つまり、少し前に書いた『月下の宴』と似ている……。
あと全体的に『菜の花の咲く丘。そこに立つ桜色。』に似ているような気がしなくもない……。
ワンパターンな奴だと思わないでね。
【あらすじ的なやつ】
次郎は雑種犬のヘクトーを連れて近くの川に向かった。
なぜか月がいつもより大きくて赤い。
訝しんで見あげていると、背後から声をかけられた。
振り返るとそこに立っていたのは……。