★★★ Excellent!!! 爽やか・優しい・温かい 茂田 新 いつも心温まる優しいお話をありがとうございます。 「お題」者でもこのように読む物を見事に惹き付けるのですね。 どうしたらこのように素敵な物語をたくさん書くことができるのかお伺いしたいですwwマジで レビューいいね! 1 2022年10月29日 10:25
★★★ Excellent!!! 手まねきしてみたら──。 このはりと ひとりぼっち、は気楽さとどことなく不安がともなう、身近な体験ですね。 本作は、主人公・葵の「ひとりごと」をとおして、葵と女の子、お互いが“ひとりでいること”と向き合おうとするお話、と感じました。特別でないふたりが、特別でない日常をともに過ごし、徐々に距離を縮めてゆく。その様子が穏やかに描かれ、画として浮かんできました。女の子が葵とかかわるまでの背景は、想像力を掻き立てるポイントです。 「赤」が「緑」に変わるとき、ふたりにも新しい変化がありそうな、そんな予感がします。 レビューいいね! 2 2022年5月28日 10:45
★★★ Excellent!!! 口を突いて出る本音、やさしい心根 詩一 情報の開示のタイミングやシャレードでわからせるところはやはりすごい。 4000字という字数が「そんなにあったの!?」と驚くくらいにするすると一気に読むことができて、逆に「それだけしかなかったの!?」と驚くくらいに充実した内容でした。 高校を中退して就職した葵さんと公園に現れる謎の少女の出会いから始まる、奇妙で心温まる物語。 赤いきつねと緑のたぬきというコンテストを上手く利用した、粋な終わり方が心地よい読後感を生んでいました。ほんとに素晴らしいです。 (作家目線でなにかお伝えできることが有ればと思ったのですが、正直完成度が高すぎるので、技術的な部分をいちいち言うのも野暮になっちゃいますね。ただ、何も考えずにスッと読めて素晴らしい読後感が広がる作品というのは、ぱっと見でわからない技術がふんだんに使われていることを意味するので、分解して作品研究すると書く技術が上がるのは間違いないと思いました) レビューいいね! 2 2021年12月26日 18:36
★★★ Excellent!!! 淡々としているけれど、どこか優しくて温かい作品 緑月文人 主人公のOLの少女に接する態度に、ぶっきらぼうだけど優しくて面倒見の良い性格がにじみ出ていて、読んでいて心地いいです。 文体や雰囲気は淡々としているけれど、ほのかな温かみを感じる短編です。 レビューいいね! 2 2021年12月26日 11:38
★★★ Excellent!!! なんで青空の下でひとりごとか 坂井令和(れいな) 昼食は公園でぼっち飯だ。 赤いきつねを食べていると女の子がやってきた。その子は……。どんな子かはぜひ本編を! センシティブなテーマを上手く使ってます。 素敵なお話でした。 レビューいいね! 2 2021年12月17日 13:09
★★★ Excellent!!! 公園での少女との交流を舞台に、見事なひとつの世界を創りあげました サトヒロ 高校を中退し、友もない孤独のОL(葵)は、公園でぼっち食をしています。そこで、耳の不自由な少女(小学生)と出会います。彼女は、おそらく学校にも、病院にも行っていないようです。言葉遣いがうまくできません。葵はその薄幸な少女と対等な付き合いを始めます。 この作品は、肩肘たったところがありません。説明分がほとんどなく、状況と会話で深みのある作品に仕立てあげました。赤いきつねと緑の狸を巧みに取り入れています。 十日間ほどの少女との交流を。淡々としたタッチで描いていきます。その少女に葵は自分と同じ境遇をみたのかもしれません。じわじわと人柄が伝わってきます。 読後、暫くの間、余韻を楽しんでいました。 今年読んだ傑作作品の一つです。見事です。 レビューいいね! 3 2021年12月13日 10:48
★★★ Excellent!!! 赤いきつねには謎の少女が寄ってくる 木沢 真流 お見事なショートストーリー。 心がほっこりとするお話です。 赤いきつねのエピソードがうまく絡んでいます、たべたくなっちゃうな〜。 レビューいいね! 4 2021年12月5日 17:55
★★★ Excellent!!! 聞こえないけれど、ちゃんと伝わっているよ。 夷也荊 主人公は会社勤め。いつも昼は一人でコンビニで済ませていた。 そんな主人公を見つめる女の子は、いつもただじっと見つめるだけ。追い払っても駄目なら、ということで招いてみると、隣に座った。 そんな女の子に母性本能をくすぐられた主人公は、菓子を女の子に買い与えたり、一緒に赤いきつねを食べたりするようになる。 しかも、この女の子にはある秘密があった。 果たして、女の子が抱えている秘密とは? 言葉に表せないものでも、その温かさはちゃんと伝わる。 そんな温もり溢れる一作です。 是非、御一読下さい。 レビューいいね! 3 2021年12月5日 11:43