このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(184文字)
女子中学生の主人公は美術部に属し、絵を描く日々を送っている。ある日、同じ部に所属する男子と釣りをした。その帰り道で―― 物語は部活動に勤しむ中学生の日常から始まり、ほっこりとした日々から始まります。二人の恋物語が始まって、これからの展開を期待していたところで、彼が不思議なことを言い始めます。なぜその話をしたのか……?気になった方はぜひ読んでみてください。
主人公の少女、西田真紀は美術部に所属していますが、同じ部活の男子、木内実隆と共に過ごすうちに心を通わせるようになります。しかし彼が語るある心霊スポットの話をきっかけに物語は不穏な匂いを漂わせ、予想外の方向にむかっていくのです。甘い思い出の中に悲しみと切なさが描かれており、短いドラマをみているように綺麗にまとまった短編でした。ちょっと変わった青春ドラマを楽しみたい方にお薦めです。