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関小玉――。 希代の天才と呼ばれ、後に「紅霞宮」に入り、千年先まで名を残す皇后となった女性である。 彼女が後宮に入る以前の記録は少ない。一兵卒から出世を重ね、女性として初めて将官…

人とはそれぞれに怪談を幾つか持っているもので御座いますが、私はそんな話を求め、知人の元を廻っている酔狂なる者です。 それもこれも、かくいう私自身が『黄泉から舞い戻った者』に魅せ…

古都葉伊都は、転生者である。転生する前の名は、忘れた。 神の御許にて修業を重ね続けた彼女は人間に転生を果たしたのだが、そこでも修業を続けていた。 当人はそれで良いと思っていたし、…

「赤きてふは死にし屍を食いたるゆえ、名をしくひてふ、もしくはしじきてふと名付けき。」 年に一度、3月22日に、非業の死を遂げた平家のご落胤が、島民を祟って「御先様」となり、志々…

怪談蒐集家が集めた怪談を週１回紹介します。 怪談レポート ｂｏｔ（Twitter）はこちら↓ @jB4Pdz2DDyEHTR4

第45回横溝正史ミステリ＆ホラー大賞応募作品 （あらすじ） 異能者であるアキラと、覡のヒオが依頼を受けて怪異の解決に向かう。 民俗学テイストの短編連作形式となります。 ・『送別…

【御報告】書籍化が決定しました。沢山の応援ありがとうございます。 角川ホラー文庫さんから2024年11月25日発売です。よろしくお願いします。 ※完結しました。またいつかハガシ…

悪い子（たまに悪い大人）たちが次々におしおきを受ける、勧善懲悪のオムニバス。基本的に、一話完結です（例外あり）。お気軽に読みたい話からどうぞ。【★】はスターシステムで別作品のキャ…

19世紀イギリス。ロンドンのサウスエッジ通りのクリーニング店で使用人を含めた一家七人が惨殺された。 まるで獣が食い散らかしたかのような遺体に、新聞は『サウスエッジの人喰い狼』と名…

山間の小さな集落「鹿ヶ峰村」。 過疎化と高齢化が進むこの村へある日、都会から1人の若者が引っ越してくる。 彼の名前は「宍戸（ししど）　駿（しゅん）」。 突然現れた「よそ者」…

　元ボクサーの西尾健介は、離婚後二人の息子とは疎遠となっていたが、兄のほうから連絡が入り、弟が行方知れずになっていると知る。健介は息子を見つけ出すために、紀伊の山奥へと向かうが、…

複雑な家庭の事情により家出した男子高校生・佐強（さきょう）は、人魚伝説の残る山村・翠良尾瀬（みすらおぜ）にたどり着く。 夏祭りの日、龍神の祟りに見舞われた佐強は、神に許しを請う〝…

実話風、創作風、ものすごくたまにネタ――ごった煮の怪談集です。長さは３００字程度の短いものから５０００字のがっつり系まで。夜のお供にどうぞ。 毎週土曜0時更新。

深夜に無人の部屋から響いてくる低い歌。 どこにもつながっていない廊下を造った老人。 塞がれた子供部屋にあったもの。 壁の中から出てきたもの。 そして友人が育った、袋小路の家につい…

自分の霊感の強さをネットで調べたら1％しかありませんでした笑 でもゾッとすることは、たまに見聞きするのです・・・

【第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考突破】 伽藍胴殺人事件── それはあまりにもおぞましく淫靡であり、凄惨を極めた事件。 田村凛花《たむらりんか》の美しく儚い容姿。 …

X（旧Twitter）での企画「novel首塚」によせて書きます。11月中、あらかじめ決められたお題に合わせて喋る生首が出てくる話を書くというものです。 なるべく毎日、楽しく書き…

邪祓師の卜部と助手のかなめ。 二人が待つ心霊解決センターには他所で匙が投げられた難解で陰湿な依頼が舞い込んでくる。 ある日、事務所に袴田という一人の男が尋ねてきた。 袴田は旧…

東北の地にて、大学生の甥と片付けのできない叔父が、色んなものに遭遇する話。 どこからでも読める、一話完結が基本の淡々とした怪談話です。 ＊Pixivにも同時掲載しています。 ＊…

段差もないのに同じ所でつまづいた経験はありませんか？ 閉めていたはずの扉が帰ってみると開いていた経験はありませんか？ 水漏れもないのに同じ場所に水滴が溜まっていたという経験はあり…

【書籍化目指して全力執筆中】 ▲あなたの日常が奪われます‥‥‥。自己責任でお願いします▲ 〜あらすじ〜 　広告代理店で勤務している国府 巧（クニフ タクミ)は、イベント事業部で…

【カクヨムコン９ホラー部門大賞受賞】 某大手出版社に秘密裏に伝わる、絶対に扱ってはならない禁忌のテーマ。それにまつわる恐怖体験談です。 私は我慢することができませんでした。

怪しい三十路男とツッコミ体質のお人好し青年が、時に軽口を叩き合い、時に背中を預けながら、名状しがたい怪異に立ち向かっていく。 きっちり着込んだスーツの上に不審者面が乗っかった曽…

連載を始めたくなったので見切り発車で始めてみました。見切り発車なので、タイトル等後々変更するかもしれません。よろしくお願いします。 曰くつきの生家から逃げた人たちと、逃げずに残っ…

連載をやりたくなったので見切り発車ですが始めてみました。本当に見切り発車なので、タイトル等後々変更する可能性があります。あまり長くならない予定です。 大事な人を亡くした人たちと気…

連載をやりたくなったので、見切り発車ですが始めてみました。そんなに長くならないかなと思っています。がんばって続けていきたいです。 小学五年生の「私」と、最近様子がおかしくなってき…

実話怪談が好きなのですが、実話を蒐集する勇気がないので、ひたすら実話「風」怪談を書いています。 実話ではないので、読んでも祟りなどがない、心身にやさしい怪談です。 基本的に各話に…

【まえがき的なやつ】 『半実話あやし奇譚』の一部（13話ぶん）を書籍化してもらいました。 本作は前編、後編の続きものもいくつかありますが、基本的に一話完結の短編集です。書籍化され…

“体験した人が死ぬ怪談”を探す怪談師の三咲は、“呪いか祟りで死にたい”カナちゃんと暮らしている。幽霊や怪談、呪いや祟り、オカルトや超常現象。両親を事故で亡くした日から、三咲はそん…

美貌の天才科学者にして真理究明の申し子、平賀と、 古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。 天才神父コンビが、世界中の難事件を解き明かす。 シリーズ累計100万部突破の、大人…

１９９４年の初夏。大学院生の橘川と立花は学術調査の名目で伊豆諸島の小島を訪れた。 日子島――領有されて八十年になるこの離島には、今も人が寄り付かない。 固有の生物相を持つこの島は…

「最初の１体」は、2016年6月、 南米ブラジル北東部のアマゾン川流域都市・マナウスで見つかった。 死傷者527名――CNNのインタビューに応じた、顔面に重傷を負った生存者はこう…

何かが起こったらしい痕跡だけを書いていきます。

病気が全身に及び、骨がうずくようになること。また、その症状。 悪い状態から容易に抜け出せないこと。 2021/4/14（水）に「ほねがらみ」と改題し、幻冬舎より単行本発売決定…

　化物も幽霊も出てきません。 　超常現象も起きません。 　一番怖ろしいものは、生来、心の奥底に潜ませてあるのです。 【注意】 　虫などのグロテスクな描写が苦手な方は、どうか、…

【カクヨムコンテスト7でホラー部門大賞とComicWalker賞を受賞しました。書籍2巻、コミックス2巻発売中。 第三部完結しました。応援してくださった皆様、本当にありがとうござ…