概要
京都の家々から出てきた不思議な物や不思議な間取りの短編集
深夜に無人の部屋から響いてくる低い歌。
どこにもつながっていない廊下を造った老人。
塞がれた子供部屋にあったもの。
壁の中から出てきたもの。
そして友人が育った、袋小路の家についてのお話です。
怖い怪異は起りません。
理解のできない物事があり、理由もつながりもわからないのに、確かになにかが起っている。そういう話です。
どこにもつながっていない廊下を造った老人。
塞がれた子供部屋にあったもの。
壁の中から出てきたもの。
そして友人が育った、袋小路の家についてのお話です。
怖い怪異は起りません。
理解のできない物事があり、理由もつながりもわからないのに、確かになにかが起っている。そういう話です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!【閲覧注意】ホラー小説に擬態した新手の精神攻撃
カクヨムで読んだホラーのなかで一番怖い作品です。イチバンです。いちばん怖い作品です。
厄介な友人に巻き込まれるように、不動産絡みの妙な案件に首を突っ込んでしまう。――と、各エピソードそんな感じの構図になっています。心地よい具合に淡々と話が進んでいくので、するすると、本当にするすると読めてしまうのですが、それが罠でした。
語り手自身も只者ではない様子なのですが、なんというか、フラットで薄い。それがエピソードごとの読後の余韻をさらに増大させます。読後の余韻。この余韻こそがこの作品の恐怖の源なのではないかと思います。最大級の称賛を込めてオーバーキルだと言わせてください。
ぜひ寝る前に読んでみ…続きを読む