神崎あきら

栃木県をメインに、異界体験話をご紹介致します。

眠らない街、新宿。日本一犯罪が多発するといわれているこの地域を管轄としている新宿中央警察署。 特に暴力事件、殺人事件などを取り扱う刑事課強行犯捜査係は、忙しい日々を送っている。 …

星崎は不思議な少女だった。 荒唐無稽で、型破りで、独りぼっちで、猫が大好きだった。 そんな彼女がある日突然僕に言った。 「ねえ知ってる？　宇宙猫は今日も地球を守ってるんだよ？」 …

俳句や短歌も全くの素人。でも、言葉の 表現としては興味があって、ついつい 出来心でやってしまったノートの呟き。 日常の生活でふと目に留まった風景。 そして色んな作品を読んで心に浮…

東京都千代田区の神保町で催されていた「神田古本まつり」で、ラテン語で書かれた手書きの本を手に入れた大学生の「土門灯（つちかど・あかり）」が、神社の境内でその本に書かれていたテクス…

渋谷のハチ公前で見つけた青髪の少女。彼女の後を追った佐藤はとんでもないものを目にする。 本作は、犀川ようさんの自主企画「最可愛女子」に参加するために書き下ろした作品となります。…

鈴哭山（すずなきやま）の頂に、巨大な御神木のクスノキがそびえ立っていた。周囲には神楽鈴（かぐらすず）を備えたおびただしい榊（さかき）の木が侵入者を恐怖のふちへ陥れる。 人間の欲望…

人に仇なす怪異、あやかし、邪法を操る術者達──この世には危険がありふれている。それらに対抗すべく存在するのが、『組織』と呼ばれる超国家的対魔団体である。 組織の日本皇国支部、西支…

不定期更新のホラーだったり奇怪だったり理不尽だったりする短編。語り手が同一なだけの各話独立作です。

エアコン修理で東京の外れにある村を訪れた相田。彼は依頼主の家で不気味なメロディーを耳にする。 村の住民なら誰もが知っているその唄には、ある秘密があった——。 ※この物語の「知ら…

　自動車産業の盛んな日本有数の工業都市、栗栖市。 　その華やかな主要中心部から寂れに寂れた南部にかけての一帯を占める街、帝苑町。 　そんな煌びやかな鉄とうらぶれた鉄で構成された…

カクヨムコンテスト10【短編】参加作品

「自称」ごく普通の中学生、蝙蝠威志。 学校の帰り道、威志は爆発事件に巻き込まれる。 燃え上がる乗用車、横転するトラック。そのトラックの上に立つ、青い少女。 その少女との出会い…

この國には古から八百万の神々が座す。 奉祀する事も調伏する事も叶わない、所謂 『祀ろえぬ神』が存在する。それを代々に 於いて管理する『神籠』更には『神殺』と 呼ばれる血に由来う者…

四年前、仏師である志堂の妾となった祝織は、自身の境遇に疑問を持ちながら日々を過ごしていた。 なぜ自分が選ばれたのか、答えてくれる者は誰もいない。 ──祝織が自分で選んだのなら、…

一線を踏み越えた先にあったのは、破滅の道だった。 横領、キャッシング、闇金……。 もしあなたの周りに一線を越えそうな人がいたら、この話を教えてあげてほしい。

毎年のカクヨムコンテストにて、筆者が日々苦闘しまくる様子が見られる……はずです。 お役立ち情報等はないですが、お祭りにはしゃいだり走ったり踊ったりしている書き手の観察が、なにかし…

※作者の代表作＜ラグナロク―神々の黄昏ー＞をカクヨムコン10応募のために、小説構成を読み易く改変したものです。内容はオリジナルと同じですので、ご注意下さい。 【紹介文】 神の深淵…

海面上昇により水底に没し、科学技術を失った数千年後の東京。 その浜辺に暮らす少年チリ。 そして森に暮らす少女シオリカ。 久しく疎遠になっていた幼なじみの二人はある凶事をきっかけに…

大学生の京弥は怖がりで霊感ゼロ。 そんな彼が夜な夜な心霊スポットへ向かうのには理由があった。 霊感のある玲奈と行った夜の心霊橋で、京弥は黒い影に襲われる。 その時に見た光景は……。

この作品はフィクションです 心霊動画配信者の雨宮准は、ネットで話題の『夜陰-YAINN-』の事故物件へ撮影にやってきた。 森の中に佇む洋館。 そこで発生する現象と、事故。 これ…

日常の中に隠れた妖しいお話の数々

世の中には時々不思議なことが起こります。 ノンフィクション怪談です。 これは、と思う実話怪談を書きおこしました。

これはモキュメンタリーです これは芦原瑞穂の物語です これは宮下優吾の物語です これは藤村勇那の物語です あらすじ（コンテスト応募用、ネタバレ含む最後までのあらすじですのでご注…

一九七七年初冬。とある集落を調査すべく訪れた青年カナメは、次代の巫女シヅクに亡き恋人の面影を見、集落の呪縛からシズクを救い出すと誓う。 次々と判明する不穏な事象、湧き起こる不可解…

　色々なことに疲れて、何もかもどうでもよくなってしまい、何もかもを放り出してきた俺は、社会から逃げるように身一つでふらりと故郷に帰ってきた。 　過疎化が進み、今や誰一人として住…

四物語シリーズの3作目です。今回は玉をテーマにしています。

　３歳になったばかりの娘、紬希を育てながらハンドメイド作家を目指す辻柊奈乃には、忘れ去ったはずの過去があった。 　夏の暑いその日、いつものように遊びに行った公園で紬希は突然道路…

廃線となった田舎町の駅は、その役目を終えて取り壊しの危機にあった。 駅舎だけでも何とか残してほしいと、都会から青年が招かれ、喫茶店をはじめる。 しかし始めた『廃線カフェ』は閑古鳥…

四物語シリーズ第4作目です。 今回はどのような話が語られるのでしょうか。

千年前から伝わる『おわたい』という民間信仰を見学するべく、三宅爽果《そうか》に案内されて、 白 匡介《つくも きょうすけ》（シロ先生）と、その助手である山田羊《やまだ よう》は、…

【カクヨムWeb小説短編賞2023　短編賞受賞作！】 北海道の小さな村で漁師をしていた祖父。 僻地での日々の営みは、まさにスローライフ。 孫目線で見てきた彼らの暮らしを、今、ひ…

表紙イラスト 志佐文代＆布津斎文（祓い屋バージョン） https://kakuyomu.jp/users/kuroishiren/news/1681802321228513161…

　※本作第一話は、投稿規定に則った、完結に至るネタバレ粗筋です。ご注意ください。本編は第二話から始まります。ただし、本作は、先にネタバレを読んでも充分に楽しめるように書きました。…

ついに来ました、「たった四行」シリーズ第三弾！ 今回は舞台を異世界に移し、意図せず転生してしまった主人公を中心に、いつものギャグが炸裂します。 お暇な時にでも、お気軽に覗いてみて…

かつて、宮中に傾国の美男がいた。 銀髪碧眼の異相、人間離れした美貌を持つ男は、一千余人の寵姫を抑えて帝の愛を独占した。だがやがて彼は、一児を遺して世を去った。 そして年月は流れ…

二階堂は週５でアルバイトをして生計を立てているフリーランスの探偵だった。 彼の得意とする依頼は、かなり特殊ケースなものであり、滅多に依頼が来ないのだ。 そんな二階堂のもとに、ある…

短編10ジャンル制覇を目指す企画の「現代ファンタジー」 https://kakuyomu.jp/users/chocoblack/collections/168180930747…

黒石廉、号を越痴園とす。 痴の巨人とも、知の虚人ともよばれた筆者がつづるバラ色の日々。 「成功の秘訣はプロフィールにて」、「これだけで高収入」、そういった偽りの成功譚にひっかかっ…

★闇を抱えた他人の感情を受信する特異体質の少年が、生者も亡者も救いへ導く、かも⁈ 　■　■　■ 　名古屋駅から名鉄あるいはＪＲで二駅。金山総合駅の程近く、とある雑居ビルの二階…

夏休み、小学五年生のタケルは、住んでいる町の地図を作り始めた。 地図の製作が進むにつれて、この町には、不可解で奇妙な場所が幾つもあることに気付いていく。 以前、別の筆名で途中ま…

自分がその時好きな音楽や、自作品と音楽の関連などについてゆるっと書いてます。あなたのプレイリストの拡充に、微力ながらお役に立てればこれ幸いです。取り上げるのは洋楽が多め。 ※音…

警察庁特別捜査官という肩書を持つ男、久我総。 彼は警察庁長官の直属の部下であり、すべての事件への捜査権を持っていた。 特別捜査官のことはすべての警察官が知っており、捜査に協力する…

※このお話はフィクションです※ ※このお話はフィクションです※ ※このお話はフィクションです※ 俺が幼い頃にすんでいた町で体験した、河童にまつわる不思議な体験。 河童に対する思…

巫女は必ず「かりはら」の役目を全うしなさい。 「おかみさま講」の巫女は人身御供として神に捧げられる、という言い伝えがある。 氷川叶（かなう）は、19年間平凡に生きてきた。 本家…

1話完結、どこから読んでもだいじょうぶ。 手のひらサイズのすこしふしぎで、ほんのすこしだけこわいかもしれないおはなしたち。 あなたの心にハートフル（hurtful）なおはなした…

　そこは傍目から見れば半ば廃墟と化した町、伏木市好矢見町。その町には奇妙なルールが幾つも存在しており、守れぬ者は容赦なく妖の餌食になる。そんな町に人間は住んでいられず人口は減り続…

イマドキなスタートアップ企業でバイトとして働き始めた紺野。 IT業界では名の知れた実業家、榛名（はるな）が顧問として名を連ねるが、ある日エレベーターでちょっとした会話をしたことを…

イラストレーターの長崎祐子です。 私の出身地である宮古島の神話・伝説は、魅力的なエピソードが多く、軽くまとめて紹介しました。 このエッセイをきっかけに興味を持って下さると嬉しいで…

人はお互いほんとうには分かりあえないのかも。それでも傷を刻むように影響を与えあう。 第１話「レクイエム」自殺した友人の葬儀のあとさき 第２話「阿形の少女たちのスケッチ」いじめをめ…