まず、言葉を知らない私は『宇宙猫』という言葉の意味を調べました。宇宙の猫? なんだろうという気持ちから。まず『宇宙猫』とは····『自分の理解を超える出来事に遭ったり何かを悟った時に使われ、"宇宙猫になる" "宇宙猫状態" "宇宙猫顔"と言語化されることもある』だそうです。
この作品の雰囲気を考えると、単純に作中に出てくる猫ちゃんのことか、ヒロインである星崎さんとの出遭い(未知との遭遇)的な意味合いもあるのかな? と推察。
物語は、主人公である空野悠太が図書室でヒロイン、星崎と出遭うところから始まります。
「ねえ知ってる……? 宇宙猫は今日も地球の平和を守ってるんだよ?」
電波少女、星崎さん。この後めちゃくちゃ陰謀論を語りだします。私→もうすでに楽しい。
星崎さんは怪しむ主人公に『力を貸して欲しい』と言い出します。唐突なヒロイン感✨これは手を貸さないわけにはいきませんよね、普通なら。
空野くんはまたちょっと違う理由からそれに付き合うことになるわけですが、導入からワクワクする展開がたくさん!
そして尻尾がアンテナな宇宙猫ドラリオン。
マスコットキャラはずるい!
都市伝説をテーマにしている今作。
私が大好きなゲームの中に『トワイライトシンドローム』や『夕闇通り探検隊』という作品があるのですが、時に怖く恐ろしい、時に心揺さぶられる、時にオチがある、さまざまな『不可思議な噂』を解明していくそんなストーリー展開で、一部の層に今も語り継がれる名作ゲームがあります。古い作品ですがこの手の要素が好きな方は、今作はかなりささる作品だと思います。
それをホラーが得意な作者さまが描いたら、もう、間違いなく面白いわけです(๑•̀ㅂ•́)و✧
都市伝説という言葉だけでそそられますが、そこに電波少女まで加わったら最高としか言えません。
オカルト好きは必ず読むべし!
オススメの作品です(ΦωΦ)✨
日常のなんでもない出来事にも不満を抱え、鬱屈した思いを向ける反抗期真っ只中の主人公・空野悠太。
彼が出会ったのは、人類を脅かす宇宙人による荒唐無稽な陰謀論を展開し、それを回避するための道を迷わず突き進む電波少女と、どう見ても普通の猫にしか見えないナビゲーターニャーだった。
はじめは彼女の話を眉唾物だと思っていた悠太だったが、何故か彼女の誘いに抗えず、彼女と行動を共にすると、そこでは思いもよらぬ不可解な出来事が発現する。
電波な眉唾話が、真実になって行くスリルに目が離せません!
悠太と電波少女の関係はどう変わって行くのか? ナビゲーターニャーは、本当にただの猫じゃないのか? 宇宙人陰謀論が現実化するのか、はたまた怪奇現象か?
一緒に続きを楽しんでみませんか。