概要
地図の製作が進むにつれて、この町には、不可解で奇妙な場所が幾つもあることに気付いていく。
以前、別の筆名で途中まで書いて断念した作品です。
みなさまのおかげで、今回は何とか書き切ることが出来ました
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!怪異を印した地図作り……心奪われるジュブナイル・ホラーの傑作!
夏休み、小学生五年生の国見タケルは自分の暮らす町で起きた怪異を調べ、その場所に『怪』と印した地図を作りはじめる。
怪異と遭遇し、背筋の凍るような経験をしながらも、同級生たちとともに恐怖を乗り越え、タケルは地図に印を付けていく――。
少年たちを視点を通して描かれていながらも思わずゾワッとさせられる、ジュブナイル・ホラーの傑作!
短編ほどにまとめられた各エピソードは、不気味な光景や鬼気迫る恐怖体験、そして因果応報を感じるものから人間の心の闇に触れるものまで……ホラーというジャンルのすべてを余すところなく味わえます!
その中でも、外伝三『存在しない猫の歌』は、とてつもないエピソードでした。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!丁寧に調査され作られた、町の怪異地図。
主人公の少年が、夏休みの自由研究で
『町の地図』を作り始めた。
勿論、只の地図ではなく、自分の生活する
圏内で起きた不思議な事や怖い事。そんな
場所には『怪』のマークを付ける。
最初は、ちょっとした思い付きで始めた
怪異地図作り、それが次第にとんでもない
事件へと発展して行く。まさに、時には
命懸けの大冒険が幕を切ったのだけれど。
ニビト川の堤、人柱、河童、化け猫、
所謂 見える 彼の元には『怪』の印が
次から次へと集まってくる。
勿論、怖いものは、お化けだけではなく。
タイトルが、恐怖がいっぱいとなっている
通り、これはジュブナイル・ホラーでは
あるものの、決して手は抜いてない。
極…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『夏休み』×『町の探検』×『怪異』のノスタルジックホラー
とにかくもう、雰囲気が最高でした。
「少年が夏休みに自分たちの町を探検し、『怪異』を地図に記していく」
このコンセプトが本当にワクワクさせられて、頭の中で情景を思い浮かべながら、次はどんな場所でどんなものと出会うのだろうと、胸が躍ります。
ゲームの『ぼくのなつやすみ』(最近だと『なつもん!』)とかをホラー版で仕立て上げるとこんな感じが仕上がるのではないかという雰囲気もあり、ゲームのファンとしては夢中になって一気読みしてしまいました。
ノスタルジックな雰囲気も強く、児童心理ならではで描き出される恐怖の感覚も巧みで、多くの人に是非読んでもらいたい一作です。 - ★★★ Excellent!!!主人公のタケルが体験した奇怪な事件の数々を克明に記した傑作ホラー
本作品は、主人公の国見タケルの体験した不思議な出来事の数々を、彼の純粋で正直な眼差しを通して、生き生きと描き出した物語である。
幼い心に刻まれた恐怖と驚きが、読者の心をも捉えて離さない。
◇
彼の地図に刻まれる『怪』の印は、日常の裏に潜む非日常の影を浮かび上がらせる。
人柱となった娘の亡霊、工事現場に現れた亡き棟梁の幽霊、そこはかとない恐怖が町のあちこちに散りばめられている。
しかし、本作が単なる怪談に終わらないのは、タケルの瑞々しい感受性と仲間たちとの温かな絆があるからだ。
恐怖を通して深められる友情、幼い正義感などまさに、タケルの成長物語である。
◇
タケルと仲間たちが『…続きを読む