怪異を印した地図作り……心奪われるジュブナイル・ホラーの傑作!
- ★★★ Excellent!!!
夏休み、小学生五年生の国見タケルは自分の暮らす町で起きた怪異を調べ、その場所に『怪』と印した地図を作りはじめる。
怪異と遭遇し、背筋の凍るような経験をしながらも、同級生たちとともに恐怖を乗り越え、タケルは地図に印を付けていく――。
少年たちを視点を通して描かれていながらも思わずゾワッとさせられる、ジュブナイル・ホラーの傑作!
短編ほどにまとめられた各エピソードは、不気味な光景や鬼気迫る恐怖体験、そして因果応報を感じるものから人間の心の闇に触れるものまで……ホラーというジャンルのすべてを余すところなく味わえます!
その中でも、外伝三『存在しない猫の歌』は、とてつもないエピソードでした。
タケルたちの記憶から消えていたかつての同級生・岸本ユキの謎を追っていくうちに、皆は恐ろしい状況に飲み込まれていくのですが……。
このエピソードは長編の文章量ですが、読了後にはタケルたちやこの町のすべてに心を奪われ、感動してしまうこと必至でした!
読んでよかったと心から思えます!
是非ともご一読ください!!!