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沼蛇の魔女と石の巨人 第16話 蝙蝠は嗤う
前回の第15話でゾルグとベンを仲間に加え、さていよいよ魔城に乗り込むか……と思いきや、この題16話はほぼ回想シーン。崖下に着いたはいいものの登る前に次回に続く、という(汗)。
ちょっと物語の運びがごたつくか、とは思いました。もしかしたら15話を含めて改めて改稿の必要があるかも、とは思いつつ、今回はこういう感じで。
さて今回の眼目は、何と言っても蝙蝠の白魔・高位吸血鬼シモーヌの本格始動。
第5話・第14話でちょこっと顔見世を果たした本作の悪の巨魁を、じっくりご披露しようという段。
作者としては実に書いてて楽しいというか。こういう悪女キャラ、私、大好きなのです。ひたすら傲慢で憎たらしくて残酷で……もう何もかも手癖で書ける。なのでついつい筆が滑って字数も増える(苦笑)。
ただ、悪の親玉なので容赦なく悪く書いたわけですが、その分読まれる方の中には不快と思われる描写もせざるを得ない。
そもそも本作のベースイメージは、かの名作ゲームシリーズ、コナミの「悪魔城ドラキュラ」。あれがやりたい。なので敵はゾンビだのグールだのそういうドロドログチャグチャ系がメイン、バトルシーンは多かれ少なかれスプラッター風味になってしまうわけで。
いつも悩むセルフレーティングの有り無し。ちょっと考慮中です。
今回は後の展開のために伏線が2つ。どこがとは言えないのですが……「これ入れる必要ある?」という違和感をこめた描写が2つあるので、軽く気に留めておいていただければ。
そして次回17話は「上陸(仮題)」。いやいや、いくらなんでもテバス古城に入城はさせたいのですが……さていかに。