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新章公開:蛇神の素顔チラ見せ

https://kakuyomu.jp/works/16817139557879395382/episodes/16817139558523970627

 六の巻「蛇神の夢」、公開しました。

 これまで恐怖の魔王ムーブで暴れ放題だった蛇神が、隠された胸の内を少し明かすという、今回は重要回です。そして次回は一つ目のクライマックス。その導入として、力を入れて書いてみたつもりです。

 なお今回は、ちょっと「際どい」シーンがあります。なのでセルフレーティングを付けようかどうしようかと迷ったのですが、敢えて、無し。
 残酷シーンは確かにあるのですが、本作のような「怪奇・幻想」物語ではさほど珍しくもないレベルで、殊更にあくどく書いたつもりは、作者のワタクシにはありません。また、性的にセンシティブかというと、エロティックな描写はあるにはありますが、どちらかといえばスリラー味の方が勝っていて、「そういう気分になる」演出ではなかろうと判断しました。
 ただワタクシはその点自分でも意識ガバガバな方だと自覚していますので。ご意見があればむしろ是非伺いたいところです。
 ただし今回は蛇が大群でニョロニョロしてるシーンが頻出するので。これは蛇と言う生物が「地雷」な方はダメでしょうね。レーティングに「蛇表現」があったら、付けざるを得なかったかも知れません。

 本作における「虫」について。現代ではこの言葉は主に昆虫か、もう少し広げて蜘蛛や多足類を含んだ生物のカテゴリーとしてとらえられていると思います。ですが、お読みいただくとお分かりの通り、本作では蛇は虫カテゴリーになります。
 ある程度昔、例えば江戸時代ぐらいでも、生物学的な知識が一般に浸透する以前は、動物は獣・鳥・魚(しかも魚に貝なども入る)、そしてそれ以外の動物をみんな「虫」という分類群に入れていたようです。おおまかに言って、地面を這う毛のない動物が全部「虫」。昆虫・蜘蛛・ムカデ辺りはもちろん、ミミズとか蝸牛とか、蛇もカエルもみんな「虫」です。爬「虫」類という言葉に名残がありますよね。
 蛇神が自分を「全ての虫の大王」と称するのは、こういう感覚でものを言ってるというか、ワタクシがそう言わせています。

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