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沼蛇の魔女30:魔城攻略戦、そのおぜん立て

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沼蛇の魔女と石の巨人 第30話 凍れる鳥籠

今回は、前半は前回に引き続き新キャラクター、聖騎士アグネスのパーティ加入のエピソードと、後半はシモーヌに捕らわれたケイミーの様子の描写というところ。

異種族を下等な動物まがいの存在と蔑視するこの世界の人間の「教会」、アグネスはその僧兵団を率いる高位の聖職者。それがよりによって、共に戦うことになったメネフの仲間たちはその異種族ばかりという……揉め事必至という状況。というより。作者としては本来、「揉め事を起こさなければならないような状況」なのですが……これ、かなりジレンマというか。

下手にそこをゴタゴタ書くと、お話がちっとも進まなくなるんですね。この物語の今までの体たらくで(汗)さらにそれはちょっとマズイ。今回は「アグネスはコナマの威に圧倒されて取り敢えず大人しくなった」という体で回避。わりとあっさり目に済ませました。

ただしもちろん、今は離脱しているオーリィとアグネスの初体面という、ビッグイベントが待っているわけです。揉めさせるなら、ここがベスト!とは思っています。

さて後半はケイミーの物語。シモーヌとよだかの二人の企み、それを今後はケイミーの視点からも描けるわけで、展開しやすくなりました。都合よくシモーヌが離席してくれたので(え)、シモーヌが話しにくい物語の裏事情を、よだかの口から言わせることが出来る……聞かせる相手のケイミーがいますから。この辺りは物語の核心なので、力の入るところになろうかと。

本文スクショは、アグネスがビックリ仰天するところ。少しコミカルな描写も。

さて次回は……ちょっとはバトルも書く予定です。お楽しみに。

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