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沼蛇の魔女36:アグネス受難の巻、そして一方……?

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沼蛇の魔女と石の巨人 第36話 穢霊騎士団(その3)

 中ボス「穢霊騎士団」とアグネスがついに邂逅する、彼女にとっての大受難編。
 かつてアグネスが率いていた聖騎士団。アグネスを残し全滅、その屍を不死怪物に変えたシモーヌは、さらに、その騎士団メンバーから造ったゾンビを合体改造、馬型の怪物にして、それをアグネスに差し向けるという。
 そしてなぜ馬なのか?最後は「アグネスを乗せる」つもりだから。

 鬼畜極まりないシモーヌの作戦と、かつての部下であり仲間達の変わり果てた姿に驚愕し嘆き悲しむアグネスの姿が今回の目玉。
 いやぁ……これはかなりの「胸糞展開」というか、正直書いてて自分で「こんなヒドイの書いていいの?」と思いましたが、一方で。
 シモーヌの容赦ない非道っぷりに書いててたまらなく……しびれたり。「これぞシモーヌ」という姿が書けたなぁ、と満足もしちゃうのが私のサガ。

 アグネスについては。登場以来よく言えば高潔毅然、悪く言えば傲岸不遜なガチガチキャラだったわけですが、ここから少し人間味を見せたいな、という。
 前回に引き続きメネフとのちょっとロマンスの気配なども入れながら、16歳の少女が本来持っている(でも押し殺している)けなげで純真なところを醸し出していきたいと思っていまして。
 ただお話の都合上、今回はどん底。ここからの這いあがりにご期待いただければ、と思っています。

 さて一方。魔女コンビに対してもシモーヌが何か悪辣っぽく企んでいます。そしてどうやら次の標的はゾルグ、というところで次回にご期待。

 ※本文スクショは今回のクライマックス。最後の三行に全力を込めました。

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