https://kakuyomu.jp/works/16817139557879395382/episodes/16817330652971449267逆理桜紅葉(さくらともみじ さかさのことわり) 十の巻「妖の戦」(その三)
今回の更新分、かなり難航しました。プライベートで色々あったというのはさておき、ここは書いていて本当にジリジリしました。どうも無理に引き延ばしている気がして。いえ、段取りとしては必要ではあったのですが……話が前に進まない進まない。実際、読者の方にも冗長だと思われてはいないか、大分不安です。
そしてこの戦、まだ終わらないし。一応次回には必ず決着をつける予定です。
前回のノートでも書きましたが、「ディスコミニュケーション」なこの戦。土蜘蛛の下手なプライドについては少し前から書いていますが、今回は。
蛇神の、絶望的な「他者とのコミニュケーション能力の欠如」がポイント。
なにしろ彼女は「ぼっち歴数千年」の強者ですから。そしてその間、いかにも自分が一方的に迫害を受けてきたかのように嘆く……「逆恨み」と取られる読者もいらっしゃるでしょうし、それは当たっています。ただ、これからだんだん描こうと思っているのですが、要するに蛇神は、
「心が成長する機会を奪われた大きな駄々っ子」。そうお読みいただけたら、と思って書いています。
そして今回は、地上の戦と地底での姫の誘拐シーンをかなり狙ってザッピングしてみましたが……まだるこしいだけかも?と若干不安。乞うご意見です。