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ツチノコ18の2:「ファイナルボンバーーーーーーー!!

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怪異さまナー☆TSU・CHI・NO・KO そのジュウハチ 妖総大将(そのニ)

 ポチっとなぁぁぁぁぁ!!」

 八ッ神恐子の自爆指令で、フラットウッズ大爆発。章分けはありませんが、「そのジュウサン MarkⅡ」から始まった「宇宙人学園強襲編」、これにてひとまず一件落着です。さらに大きくくくれば「そのジュウイチ 槌の輔にて御座候!」から続いた「神の御子ノッコ・覚醒編」の締めくくりとでも言うか。

 今回で、物語の大きな節目となりました。とはいえまだまだ悪玉コンビは健在、何やら企みは続きますし、ノッコサイドにも解き明かすべき謎が多く残っていますから。新展開で次回からさらに面白く……していきたいな、と思っています。

 今回の見どころ。
 まずは何と言っても土屋先生=土蜘蛛の大活躍。前回で颯爽と現れノッコと早苗をあっさり救出して、今回は宇宙人ロボットと大バトル!……と言いたいところですが、ある意味勝負もあっさり。流石は元妖総大将、実力の差は圧倒的。まったく危なげない勝負で、決着は相手の自爆という。まさに「土蜘蛛TUEEE」です。
 そして強さだけでなく。今回私が描きたかったのは、多くの怪異たちにも「先生」と慕われるその人格者っぷり。実際今回は考えてみれば「口裂け女の勇み足による失態の尻ぬぐい」だったわけで。そこを怒らず責めず。「よく私を頼ってくれた」の一言に、「カッコいい土屋先生」を凝縮したつもりです。

 でまぁここで、「そのヨン 蛍子さん」の土屋先生のダメっぷりを思い出していただければ、なお味わい深いのでおススメ。

 見どころ二つ目、仁美のやりたい放題。ホント書いてて楽しかったです。
 本作唯一の一般人でありながら、バイタリティーと懐の深さで怪異たちを唖然とさせる、痛快少女が書けました。満足。

 見どころ三つ目。ガッチリ握手で悪玉コンビ再結成。実はヤスデに関しては、あのまま捕まって土屋に保護されて……という展開も考えていたのですが。
 いや、こっちの方が面白かろう、と。転んでもただでは起きないタイプの二人が、負けたのをきっかけになんだか結束を強めていく。この変な同士愛。
「タイムボカンシリーズの悪玉トリオ」のノリ、そんなものが出せたらいいな、と思ってます。三人目にはフラットウッズ君もいますし。
 そして八ッ神恐子の企みの内容も一歩解明させました。彼女にはとある「邪魔者」がいる、それを倒すために土蜘蛛を利用、鉢合わせにして共倒れに!さてその「邪魔者」とはこれいかに?というところまで、今回で明らかにしました。

 そう、最後の数行が、今回の四つ目の見どころなのでした。もちろん、八ッ神恐子がなぜ「彼」を狙うのか、という疑問の解明は次回以降で。

 そして。本作最大の謎、「ノッコの出生の秘密」について。次回はそこから解き明かしていく予定です。お楽しみに。

 ※☟本文スクショは土蜘蛛vsフラットウッズ(八ッ神恐子)決着シーン。

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