https://kakuyomu.jp/works/16817139557167329916/episodes/16817330662497466206沼蛇の魔女と石の巨人 第15話 猟兵ゾルグと彼の奇妙な義弟
またやってしまった(汗)……
「沼蛇の魔女と石の巨人」、次回は本来「第12話」の予定なのですが、「書きやすいところ、書きたいところから書く」といういつもの癖で、飛びに飛んだ「第15話」がなんと書き上がってしまい。
だったら大人しく寝かせておけばいいのですが、見せたがりの私のことで、それは我慢出来ないという。
取り敢えず、9月10日までの限定公開とします。その間に前の章を埋める!
……全部は繋がらないと思いますが(苦笑)。
第二章の幕開け、そして新キャラ登場です。
おしゃべりな曲者ゾルグと、喋るコボルドのベン。
本作は拙作蛙売りシリーズのスピンオフで、登場キャラは全員そちらからのアレンジキャラですが、今回はシリーズ2作目、「黄金の林檎」に登場した二人。
元キャラの特徴を生かしつつ大胆改変はこの二人も同様。例えば義兄弟関係も反対。ゾルグはグッと柄が悪くなり、ベンはちんまりかわいく縮みました。
ゾルグの柄の悪さは……元キャラそのままだと実はメネフと被るので。差別化です。前作では実はあの二人には絡むシーンが全くなかったので、無しで済んだのですが。
「わっし」という一人称、他ではあまり見かけませんが、岡本綺堂の名作「半七捕物帳」で岡っ引き半七の子分たちがよく使っていたもの。「わたし」の訛りなのでしょうね。より馴染のある「あっし」でもよかったのですが、カッコイイので「わっし」を採用。
コボルドのベン、元キャラの「吃音症がひどく言葉が不自由」というのを、「本来は言葉を話さない生き物がたどたどしくしゃべる」というアレンジに。
「猟兵」(イエーガー)という言葉は、本来は銃が戦場で使用されるようになって現れた、射撃を任とする部隊のことだそうです。本作の世界には銃器は存在しないので、言葉としてはちょっとおかしいのですが。
……「イエーガー」って、響きがシャープでカッコよくありません?ちょっと使ってみたい言葉だったので。犬を連れた猟師のイメージで、コンビの異名としました。
さて、寄り道もほどほどに。第12話を仕上げなければ。画像が現在の進捗です。
……よりによってその12話は一文字しか書いてない(苦笑)