「薬？」を含む小説

　舞台は、戦争と赤紋病なる治療法のない病によって、動植物が多く絶滅し、大量のアンドロイドを働かせることでどうにか人間社会が成り立っている世界。アンドロイドの真人は所有者の西村博士…

あんまり記憶にない

「絶対に逃がさないんだから」 朦朧とする意識の中、見知らぬ彼女はそう言った。……それって、俺のこと？ 深山水晶（みやまくりす）は、友達から疲労回復に効くサプリだと言って渡された…

死者を蘇生させる人工ウイルスにより、レッドソウルと呼ばれるゾンビが誕生する―― 東京湾の中心に建設された人工島に建てられた＜ウイルス性新薬研究施設＞にて、死者を蘇生させる人工ウイ…

　魔法の行使による空気中のマナ濃度の変動によって症状を引き起こしてしまう魔法アレルギー症候群。 　魔法が台頭している世界でそんな病気が蔓延し、各国で連携して部分的な魔法禁止条例が…

自身が不老不死だと知った占い師のシエラは、今度こそはと命を断とうとしていた。 しかし、そこに現れたのは少し間の抜けた錬金術師のアズウ。 アズウはシエラの生い立ちを聞いた後、「どう…

短編その2　不老不死の薬を奪い取った男の話

　――魔王が復活した。その報せは、瞬く間に世界を駆け巡った。 　しばらくもしないうちに、我こそは、という人々が世界中で魔王打倒に立ち上がった。 　彼らが目指すのは、大陸の北西。魔…

ネタバレを含みます。読む方注意。 　 成人を終え、一六歳になるネネルは、家業のために初めて、故郷の陸地と長い橋で繋がる島に行くことになる。その道中、仕事の師でもある父か…

機械と魔力が入り混じった英国で、主人公が属するある組織では、常に開発と売買がされている。それは幽霊を封じる何かであったり、未来を知る薬であったりと様々であったが、胡散臭いそれらを…

「阿刀田高のTO-BE小説工房」第三回応募作。選外。

カクヨムは言葉を紡いで楽しむ場だと思っている。なのに、謂われない誹謗中傷に晒されたり攻撃的なレビューを突きつけられたりと、心が痛くなるようなことも起きている。 その筆は本来は人生…

魔女が住む赤い森には毎日多くの人が訪れる 魔女の薬を求めて、森の果実を求めて、森に住まう伝説の狼を求めて…… そんな赤い森の入り口には一軒の小屋が建っている。 そこには一人の少女…

6人くらいに熱狂的な支持を貰えそうなエッセイを目指しています。

固められてしまう話。全身を人間の名残を消すようにツルツルに磨かれて、バラバラにされ、売られます。

同じ年頃にみえるふたりの少女は なぜか母と娘を演じている。 ふたりの旅の理由はただひとつ、 娘の病気を止める薬を得るため。 母は魔物を倒し、他人をだまし、 なにもかもを捨ててしま…

フゼツノタクト その生命体と接触すると、「不老不死」を手に入れる。 生命体はこう呼ばれる。 融合型不絶物質生命体_________「永遠虫（とわむし）」と。 永遠虫に…

この世界には善と悪にわけられる。 だがときに、善の行いの結果、悪に靡き、悪の行いの結果、善に靡くという、真逆の結果を作り出してしまう結果も。可能性的に存在する。 終わりの始ま…

ちょっとした短編。毒にも薬にもならない、暇つぶしに書いたもの。