「酒！」を含む小説

よくあるバカ話のはずだった。 小説家になろう様で掲載中の「短い小説まとめてみました」の「３月１７日」を加筆修正したものです。

仕事で大失敗をかましてしまい、いつもより遅い帰宅を余儀なくされてしまった私。 強くて美味しいお酒を求めて、馴染みのバーに入ったはいいが、既にお店は営業時間を過ぎていた。 バーテン…

雪の降る帰り道、私はお酒を飲もうと、一件の馴染みの店に訪れた。

　宿屋。 　それは冒険者の疲れを癒す場。地域特産の料理と酒をたらふく腹に入れた後は疲れを癒すふかふかのベッド。 　朝になると冒険者達は屈強な魔物の討伐や高難度ダンジョンに挑む。誰…

週末の繫華街。焼肉店で食事を始める会社勤めの3つの影。 彼らは、何気ない会話をしながら美味しいお肉とお酒を楽しんでいた。 よくある町のよくある風景。 でも、前提が違います。

　酒、煙草、女、ギャンブル。 　銀次はそんな昭和の匂いが漂う遊びを、令和の世で謳歌している稀有な青年である。 　ある日の夜、銀次としては珍しく、深夜に目が覚めてしまった。睡眠時…

高校2年生の葦原南瀬はある日の放課後、理科準備室と間違えて入った教室で、クラスメイトの坂隙夕映がイカを片手にサワーを飲んでる姿を目撃してしまう。実は彼女は3歳上で……？　 法律…

宮城県の銘酒「乾坤一」にまつわるノスタルジック・ストーリー。 仙台短編文学賞、ボツ作品。

主人公の『私』は、実力派として評価されている俳優。 ある仕事の収録で訪れた母校の中学校の桜を見上げ、物思いに耽っていると、マネージャーが「あなたは、桜が嫌いじゃなかったんですか？…

　一九九九年、世紀末。 　明治以降――時が経つにつれ人々の持つ信心が薄れ、「お化けなんていないさ」と笑い飛ばされる世相となった現代日本。神様や幽霊の存在が忘れ去られていく一方で、…

　英雄ウォレスは仲間と共に、王女をさらった魔王を倒した。究極の迷宮、『喪失迷宮』の奥、地下六百五十四階で。さらに、隠された最深部に現れた、災厄をもたらす邪神。これをも地下七百二十…

煙草を止める奴は『意志の弱い奴』だよね。 私は今夜もカウンターの洋燈に火を入れる。 BAR『ミゼラブル』には、今夜も様々なお客が愚痴を抱えて逃げ込んで来る。 『さぁ聞かせて頂戴。…

酒は自分の深層心理が如実にでるなぁとしみじみ思った出来事

そこそこの企業に勤めるそこそこの会社員大喜寺健太は独り立ちし悠々自適な生活をする事に強い憧れを持っており、常に金や権力に繋がる人脈を得る事を考え損得感情を重視して生きていた。 …

トルーズク大陸の西に位置するシャフマ王国。もうすぐ千年を迎えるその国の王子は代々美しく儚い青年のはずだった。しかし、記憶喪失の軍師ルイスが王宮で見たのは酒と賭け事、女が大好きな俗…

「そうか、浩然（ハオラン）は僕が言ってる意味が分かるもんね」 酒村希（さけむらのぞむ）にこう言われた範浩然（ファン・ハオラン）。 浩然は中国生まれの日本育ちで、日本語しか話せな…

ただの書店員の立花凜々花(30)は、勇者一行の一人として異世界へ召喚された。ただの【魔導師】ではなく【天才魔導師】だった彼女は、才能を開花させていく。「天才魔術師リリカ様」と呼ば…

　小説家を目指す御堂　要（みどう　かなめ）は意識高い系の大学二年生。 　自分に才能があると過信するが、自信作は一次選考落ち、入っていた文芸サークルはメンバ―とケンカして辞めてしま…