「見ているだけで」を含む小説

心とは何だろう。生命とは何だろう。僕らを取り巻く環境、つまり世界ってなんだろう。 そんなごくごく当たり前の現象を、生命の存在、アクチュアリティ、間主観性という言葉で探してみる。…

ほぼ毎日、夢を見ている。 すべて私の脳が記憶を拾って集めて作った。 万華鏡のように一瞬だけ象ったもの。 せっかくなので ここに記す。 『万華鏡散歩　1 夢のなか』

転生システム「アーク」。 これは全ての創造主、テオが人間のためだけに作り出した“特例”である。 すべての魂は天界から生を受け生き、終わりを迎えて死ぬ。 そして死んだ魂は再び天界…

僕と僕の婚約者が見ているもの

一人一人の夢を追う物語が毎日奏でられている。その中でたくさんの想いや葛藤と生きている。そうして生まれる孤独な独り言集(笑)。抽象的なものが多いので、いろいろ想像しながら楽しんでく…

ここのところ、ずっと同じ夢を見ている。 懐かしいような、かなしいような、しまいこんでいたはずの夢を。 ぼくはさようならをしなくてはいけないんだろうか。 別れとは本当に、悲しいだけ…

「俺に価値はあるのか」 彼は今日も神父に独白をする。 狭いの中、薄い壁一枚挟んで、涙と嘲笑が混在した。 「貴方々は、いつまで夢を見ているつもりでしょうか？」 無政府状態と…

主人公の女性の心の動き。 父に似た男性への想い・・・その男性の向こう側に父を見ているのだろうか？ 過去の私の回想と現在の私の恋。やや妄想的に描きました。 （残念ながら、ある部…

詩です２

世界が滅びて60年後、この世界は安寧の中に在った。 すべての"善"と"悪"を、政府が管理する調和された世界。 その象徴ともいえる閉鎖施設の中には、人々の臓器になるために造られた人…

　世界は一度終わり、“再生”された。“再生”後の世界の最大の娯楽は“虚法”《マホウ》によって駆動する“残骸”《レック》と呼ばれる奇妙な生物を、遠隔操作の機械外装《アウター》で倒す…

「それで、そなたとスレイマンは相変わらず見ている方が恥ずかしくなるような熱愛ぶりなのか？」 16世紀前半、スレイマン1世時代のオスマン帝国。ハプスブルク家に対抗するため、フラ…

夢の中に、度々現れる何の見覚えもない砂時計。 その落ちていく砂を、ただ見ているだけ…

　夏休みも終わりの近づいたある日、一人暇をしていた大学生の片瀬のもとに中学からの腐れ縁の友人、滝原佳乃が訪ねてくる。彼女は最近友人である古谷結衣の様子がおかしいという。彼女の相…

彼氏が一心不乱に見ている動画。 なにかに憑りつかれたように彼氏は動画に夢中。 もしかして：麻薬動画 ↓前回の投稿↓ 『VRゲームのデバッグアルバイト募集中！！』 https…

目が覚めると赤ちゃんになっていた。 日本に住んでいた頃の知識を駆使して貧民街を生き抜き冒険者の職についたボウディッカ。 そんなある日ステータスプレートを見ていると突然[築城]と…

紘一には限られた世界しか見ることができなかった・・・

名前がついた数たち、特に巨大な数たちが、どのように暮らしてなにを考えているのか、小説にしました。

通勤の満員電車で俺は一人の女子大生を痴漢から助けた。 この女子大生は会社の同僚の娘だったが、どうも俺に好意を持ってくれているみたいだ。 この歳になってモテ期が来たみたいで、それ自…

目の見えない女子大学生と、彼女の見ている世界を想像する男子大学生の話。（2007/11/18作）