万華鏡散歩/夢のなか
羽風草
第1話 初夢2009
部活の帰りに、顔の知らない友達と会って喫茶店へ入った。
お茶なんてひさしぶりだ。話も弾んで、喫茶店を出た時には外は真っ暗になっていた。
友達と別れ、ひとりで歩く。
もう9時か。これから家に帰って課題を片づけたら寝る時間はいつになるんだろう。そんなことを思いながらいつもの道を歩いていく。
川沿いの道は街灯が少なく薄暗い。だけど今は終電に乗ってきた人たちがちらほらいた。サラリーマン、OL、塾帰りらしい高校生もいる。自分とおなじくらいの男子も前方から歩いてきた。鞄を抱えて、うつむいているため顔が見えない。塾の帰りだろう。
彼と通りすがった瞬間、彼は鞄のなかから手を出した。
あれっ。果物ナイフかな。
そう思った時にはお腹のあたりを深く刺されていた。
力が抜けた所を2回、また刺される。
悲鳴が聞こえた。足音がばらばらと逃げていく方向へ、彼は歩き去った。追うのだろう。
自分、死んじゃうんだ。目を閉じた。
ここで目が覚めた。
2009年の初夢。
###
あまりにも様々な夢を見るので、家族のすすめもあって、夢日記を始めたのが2008年。
自分が書いてる小説より「読み物」っぽい気がしてならない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます