「紋」を含む小説

「ちょうど500文字の作品」様への応募作品 美しい言葉に宿る言霊が屁をこく

【長編】【完結済み】 　知ってるか？　裏町のパン屋の上には、それはそれは腕のいい紋衣工房があるんだぜ？　もちろん闇工房、だがな。 　そこの闇刺繍師の主人は金さえ積めば、お上が目ん…

平和なマジヌ島に魔の手が迫る。 一斉蜂起したドラゴニュート。相対するはヴォルガンチーム。 流れの女剣士フロウ。 狗神の信奉者トニック。 巴紋の一族イサミ。 三つの力を一つに合わせ…

江戸時代、京都四条の色町には多くの歌舞伎若衆たちがいた。井原西鶴も贔屓（ひいき）にしている人気の歌舞伎若衆女形の藤村半太夫はある日、若い旅の僧に一目惚れしてしまう。そして事件が.…

　雨が降る中、ある男が急逝する。男は「悪魔」と呼ばれていた。悪魔は事業を興し、成功した人物である。悪魔は誰かによって屠られたのである。その亡骸には莇の紋が紅で描かれていた。かつて…

知能が低く凶暴な｢妖魔｣。それらを命を賭けて退治する｢退魔術師｣の称号を得たばかりの少年、浅葱紋三郎は、長期の仕事を受けることになる。 退魔術師最高位を誇るお姉さん、虎後原鹿乃子…

マユラは、ユーシア大陸、辺境の開拓民の町で、両親とともに暮らす、勉強嫌いで冒険小説のヒーローに憧れる、夢見がちの落ちこぼれ少年。親友のアッシュは、町の警備隊長の息子で文武に優れた…

理想の嫁をセレクトできて、高い戦略性やアクション要素を兼ね備えた、夢のようなＲＰＧ＜キングダム・ファンタジア＞は、全国に一大ムーブメントを引き起こす。万事への興味を失いかけた少年…

台風が地元に急接近していた10月07日。 僕は彼女と出会った。 本当に世界を嫌う転校生一色ケシキ。 彼女と様々なことを話し、お互いの距離が縮まっていくのを僕は感じていた。 い…

　現代より遥か昔、まだ時の光が葵御紋を差していた時代。日本は黒船来航の後、西洋渡来技術で発展していく。 　しかし、そんななか、妖怪、モノノケ、怪異、魑魅魍魎――。伝奇と笑う存在は…

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こんにちは。蚕紋舎の中の人です。 いきなりわけのわからない設定資料集の暴力を見せつけられて、面食らった方も多いかと思います。 面食らった方も、まだ面食らう前の方も、ひとまず、こ…

　ある日、僕の右手の甲に奇妙な紋様が浮かび上がった。 　それは六芒星、かごめ紋ともいう。 　その日から僕は『かごめかごめ』の歌にちなんだ不思議な現象に巻き込まれることになる。

元禄十三年十二月六日、常陸の国水戸徳川家二代藩主、徳川光圀は七十二年の生涯を終えた。 死ねば藩主もただの亡者。冥土で閻魔の裁きを受けた。 が、 「光圀ね。はい、文句なしに地獄行き…

北海道は道東にある小さな所轄に勤務する刑事が巻き込まれていく、「過去」の殺人とそれに伴い発生した「今」の殺人。捜査の過程で浮かび上がる権力者の影。そして遥か過去の事件や事故。長年…

自主企画「三題噺マラソン」参加作。 とはいっても、リハビリ執筆を兼ねているので更新は人より遅くなると思います。例えおそくなったとしても、完走はするつもりですので、よろしくおねが…

　――――傭兵の全体的解体。 　そんな前代未聞の事態に巻き込まれ、生業を辞めた一人の男。 　彼が次に選んだのは解体を行った組織の一員となる事だった。

自主企画「三題噺マラソン」参加用。全体チャレンジの「全作につながりを持たせる」に関しては最初から投げてます。テーマごとに単発作品を発表していく予定です。 「冬は何度でも」 お題…

ここではない何処か。青い月の伝説の残る世界の孤児院の前に、１人の少年が佇んでいた。辛うじて名前だけ覚えていた美しい少年。何もかもを見通す加護の力を持っていた彼は、帝国で力を伸ばし…

春、それは出会いの季節。 幼い頃に住んでいた「祖路紋市」の高校に進学する事が決まった少年、赤坂昴は当時よく遊んでいた女の子、チカちゃんの家を訪ねる。 変わっていない街の風景、しか…