「カクヨムネクスト賞 短編」を含む小説

初夏のある日、豪雨の中呼び出したのは一番の友達、雫。 びしょ濡れになってしまった雫を着替えさせるも、彼女は無防備な姿のままだった。 その気などなかったはずの茜は彼女を押し倒してし…

【カクヨムコンテスト10【短編】に参加しています】 美味しいものに目がないマイペースなホラー雑誌のライターこと御幣島（みてじま）は、取材のためにとある田舎の集落を訪れていた。 …

かつて、地元の人間が声を揃えて〝幽霊ビル〟と呼んでいた11階建ての建物があった。 建設中断から24年間、そのビルは雨ざらしとなり、黒ずんだ異形の建造物として存在し続けた…

『帰る』の参加作品。 虐げられた少女が壊れて覚醒して村に帰る話です。

転校するわたしは恋していた。

花千代さんが鼻ちょうちんを作るとき、いつも何かしらトラブルが起きる。 今日はテストの日。花千代さんはテスト中にも鼻ちょうちんを作っている。

「月の囁きを引き取りに参ります。怪盗ハルマ」 そう記された一通の予告状が、美術館と町を揺るがす事件の幕開けだった。 しかし、その予告状を出したのは、ハルマ本人ではない。 偽りの…

歩きスマホで不運にも死んでしまった私。目を覚ますとそこは推しゲームの世界だった！ 大好きな王子に会えるとわくわくしたのも束の間、私の周りにはたくさんの女性がいて…！？ 流行の異…

カクヨムコン10参加作です。 クール・ビューティな死神の女の子フィカと、魔法学校の学生ウェネ。 ウェネが試験に落ちてしまって、追試受験の手助けをフィカに求めてきますが、その内容は…

公式企画「お題で執筆!! 短編創作フェス」に乗っかり、全7回のお題に合わせて連作掌編を書いていきます。 こちらは1話目です。 お題：試験 中華屋・神龍軒は老舗の町中華。 先代の…

愛する事を知らないホムンクルス　試作型MSK1と、愛を理解できない研究者の上条三崎のちょっと歪な恋愛物語。

学芸員の日比野は、友人から古い伝承の調査を依頼される。その日の夕刻、日比野は結果を携えて友人の家を尋ねた。足を踏み入れると、中は異様な闇に包まれている。友人の姿は見えない。ただ、…

【……私、もう一度、あの曲が聴きたかった】 今日、親にも内緒で初めて悪いことをしてしまった。学校を無断で休み逆方向のバスに飛び乗って向かった先とは……。 僕、猪野宣人（いのせんと…

急にいなくなった幼馴染。 マトリョーシカとなって俺の前に現れる。 「マトリョーシカになっても可愛いね」 「何言ってんの」

「お題で執筆！短編創作フェス」の第４回お題「帰る」に挑戦してみました。

スキマバイトならぬスキマパパのサービスが登場したために、仲江圭司は家庭内でのパパの立場に危機感を覚える。 圭司はスキマパパサービスがパパスキルの向上をサポートしていることを知り、…

　今回は、放火犯を捕まえます。

「あなたとあたしの夏休みの宿題」と大樹萌が言って、わたしに紙を手渡す。 　それをちらりと見て、「アホか」と返答する。 　紙には次のように書かれている。 　 　１　海へ行く 　２　…

黒川ツバメは、空想癖のある女子中学生。ある雨の日、町で一番大きな河に落ちたツバメは、川底で巨大な白い龍と出会う。 カンダチと名乗った白い龍が、ツバメに言うことは「俺の大事な玉が…

◆私の旧ペンネームは、「真白小雪（ましろ・こゆき）」といった。 いまは、「いすみ 静江（しずえ）」という。 はっとすることがあり、一文字も嚙み合わない名前に変更した。 そして、の…