「不可思議」を含む小説

大好きだった祖母、千晶（チアキ）が亡くなって四十九日が過ぎた。唐突な千晶の死に疑問を覚えていた紅（コウ）、遺品整理の際に自分宛の手紙と赤い石を発見する。 《あなたに危険が迫って…

ベリー類の果実をハンドルネームに持つ、グループチャットの仲間たち十二名が、オフ会の場ではじめて相見えることになった。題して『第一回ミックスベリー・オフ会』。一堂に会した参加者たち…

石川・金沢→泉鏡花先生→幻想文学、ではないか、と。

※本作は『連作短編』という方式を採用しています。 　各章毎に短編としてお楽しみいただけますが、計四章分のストーリーが連なってひとつの大きな物語として完結します。 　第三章<消える…

『イレイサ』運命の書を消すことが出来る存在。旅をするエクス達は不穏な噂を耳にする。訪れた想区は、あるものが消え去った不可思議な世界になっていた。

道路でぐったりしていた謎の生物を助けた「私」 それはイソギンチャクのような触手を使ったりする不可思議な生物だった。 しかも、人の言葉を理解できる。 そんな生物と「私」は不思議な共…

「私の知らないところで、もう一人の私が…」 眠っている間に自分の意識が別世界の別の人物に憑依してしまう、という不可思議な現象に悩まされる二人の高校生。 異世界の少女の命を救おうと…

「死体って結構おしゃべりなのよねー」 彼女は自信満々にそう口を開いた。 作家志望の僕、南港梨緒（なんこうりお）と死体役専門役者の司馬有加（しばゆか）は、名前から”アリナシ”…

敗戦で人の消えた国で少年少女は生きていた。 ある日の抗争で紛れ込んだ謎の女により、植物の枝が爆発する。 その爆発がアルムたちの運命を変えた。 突如現れた桃虫という“存在”に導かれ…

各々の国が裏国家を組織し、その趨勢によって表の外交が左右される時代。 裏国家では、かつて表の世界で禁じられた『魔法』が許されていた。 裏日本は帝を絶対権力者と置き、その周りを優秀…

異界――それは、この世ならぬ不可思議な世界。このオムニバスは、ふとしたきっかけでこちらとあちらの境界を踏み越えてしまった、ごくふつうの人々の体験記です。扉は、あなたのすぐ横にある…

努力をすることなく生きてきた偏屈な高校性、『僕』はある日鬼才天才の国語教師、杉田先生によって”書庫別室”に連れられ、自らが魔法使いであることを告げられる。 魔法使いの歴史やその意…

　視点人物の辰巳瑠衣子は娘夫婦の犬を連れた朝の散歩で旧い知り合いの尾瀬佳代子と出会う。今では昔の清楚な面影が無残にも崩れた小太りの老女だ。佳代子は約三十年前、瑠衣子の恋人／尾瀬康…

　村人たちはじゃんけんに熱狂し、ある男は不可思議な一生を謳歌する。近未来の都市では労働と称して人々が走り回り、遠いどこかでは荒唐無稽な物語が綴られる。八王子の女子大生は恋をして、…

（現在二章完結・三章準備中） 　気が付けば見知らぬ場所に居た。ここはどこなのだろうか。なぜ自分はここにいるのだろうか。どのようにしてここに来たのだろうか。なにを思ってここを訪れ…

少年は異世界を奔走する。 自身の『理由』を探すため。 とある冬の日に、高校生の少年・香山 友志(カヤマ ユウシ)は不可思議な『魔界』という世界へと迷い込みそこの住人達に出会う。…

　万物の出発にして終着である神の樹。その『全ての父』と言える存在に枝分かれする無限世界。その無数の中に『人の世界』は在る。 　高次元超級エネルギー空間世界である『アビス』に住まう…

１０個の短篇を収めた短篇集です。各話は独立しているので、何から読んでも大丈夫です。また、ミステリー要素もわずかに入っているかもしれません。