「#歴史」を含む小説

ここは美作の国の中心地、西日本の桜の名所でもある小さな城下町――岡山県津山市―― 「珈琲」が名づけられた街です。 新し物好きの蘭学者宇田川榕菴（うだがわ・ようあん）氏は、…

長野県長野市・旧戸隠村は、天の岩戸伝説のあと、タヂカラノミコトが岩戸を投げて隠した地だと言われています。 それを祀るのが、この地にある戸隠神社。 しかし、その「奥社」の敷地…

万葉集には多くの渡来人歌人が登場します。しかし、中には作品は収録されず、ただ名前のみ記された人もいます。この物語の主人公はそうした人物の一人です。

歴史好きの主人公・神谷航大は現実世界でごく普通の生活を送っていた。 ある日の放課後、図書館で本を読もうとした航大は歴史コーナーへと歩を進める。 彼は過去に名を馳せた偉人が好きで、…

ちょっとうまくいかないことがあって、剣道をさぼりがちになった男の子、要輔。彼はある日言葉をはなす猫に出会う。でもそれが実は、付喪神だった・・・！ 付喪神の女の子、桔梗と要輔の青春…

椿の花、青年、少女、狐。計四組が送る三角のような、四角のような、はたまた一方通行、なラブストーリー。 当たり前ですが、フィクションです。ファンタジーです。歴史関係の部分は作者が雰…

【Florally－最強の将－序章】から【Florally－四将伝－】を経て描かれる決戦の章。 ある世界、中世の文明。 大帝国が遠西から支配を伸ばしつつある乱世。 まだその脅威…

遠江国引佐郡引佐、ここに井伊谷と呼ばれる場所がある。戦国の女城主、井伊直虎が生まれた場所だ。 幼い井伊直虎は亀之丞と呼ばれる少年と婚約していた。井伊家を守るための政略結婚だった。…

だいたい予想はつく

新日本第一銀行。高貴な紫を旗色とする財閥系メガバンクの一角。 赤と青のメガバンクが合併してできたスーパーメガバンクに、ある男がいた。 黒田官人（くろだかんと）。国際営業部所属の行…

人を斬り、江戸まで逃亡してきた美里紘一郎。 たどり着いた宿場で、空から降ってきた遊女・浜音。 違うようで同じ、似ているようで異なる二人は、互いを救うことができるのか―

　資産家の根亀カケルは、金持ちの道楽に泡沫候補でもやってみようと選挙戦に乗り出した。ところが、持ち出したコンタクト廃止、メガネ礼賛の政策が思いのほかウケて、首相まで上り詰めてしま…

1714年、海で遭難したフアンが流れ着いたのは、インディオとスペイン人入植者が住む島だった。 奇妙なのは住人の誰もが懐中時計を持っていること。これほど小さい時計はまだ発明されて…

「日本も、60年前にせんそうをしていました。せんそうのはなしを、おじいさんやおばぁさんから聞かせてもらいましょう」

ジュブナイル小説家を目指して書いた頃の作品です。 登場人物の出典は、小学生の頃に創作したオリキャラから。 ひとことで言えば、いろいろガバガバの失敗作。 何故こんな作品を。何故今に…

ある夏の日に少年と老人は出会い奇妙な関係が始まった。その老人は「１ヶ月後に死ぬ」と言い出したのだが……。 少年と老人が繰り広げる１ヶ月。 太平洋戦争を題材にしています。歴史的…

関係ないと思った時、人はどこまでも残酷になれる。 注）これよりも怖い話を書ける自信はありません。 ☆歴史時代小説週間ランキング一位獲得☆ 解説・参考文献 https://k…

　大斧銛太郎は長らく海賊の海賊をしていたが、四海安定し、陸に主人を求めることになった。目指すは坂東。相模の足柄氏か武蔵の新羽氏。ともに、源平両党の血を引く名家だが、得宗、宝条花時…

不死者《イモータル》─それは死の運命を超えた不死なる新たな人類… 奴等は異能力を身につけ自分こそが高等な生物と主張し、古くから人間を狩る。 奴等に狩り殺された人間はイモータルに覚…

　時は永禄三年五月。統一した装備に身を包んだ集団の中に異色の者が紛れ込んでいた。その男の名前は、前田利家。織田家において『槍の又左』と名の知れた剛の者であった。 ※『第二回　決…