「氷 冬」を含む小説

近世、山あいの集落での物語。伝統の祭祀と深く関わりながら日々の暮らしは送られる。集落の中でそれぞれの立場で生きる若者たちの、揺れ動く関係に焦点を当てる。そんな集落にも寒冷の冬が訪…

　西暦2042年。未曾有の災害を乗り越えた世界は、一握りの天才達が残した功績により、僅かながらも文明の進歩を迎えていた。そして、技術大国の地位を取り戻した日本がそのテクノロジーを…

ある冬の日に、圧政を敷いた王が弑逆された。 氷の魔女と称される冷徹な王女は、城の一角に隔離され、他国の兵士に見張られながら、過ごしている。 閉ざされた小さな部屋。 魔女の持ち物…

【リメイク版はこちら】https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054891792783 　氷河期世代で「大人の発達障害」の悩めるおっさん、イーノ…

　炎と氷、二つの魔法使いの一族がともに治める国・ヤーレスツァイテン国。炎の王女・メルは魔法を通じて炎と氷それぞれの一族のさまざまな人と出会い、ふれあっていく。 　春夏秋冬、春から…

３ 「う……ん…………あ……れ、此処……は？」 　仰向けで倒れていた私の視界を支配していたのは辺り一面の霧だった。 　ゆっくりと身体を起こしてみるも、まだはっきりとしない頭と、…

雪おこしが起こり、今年も吹降山《ふきおりやま》に冬が訪れた。寒風に吹かれながら、雪の精霊は麓の村にしんとした氷の瞳を向けた。 「あのこは来るかなぁ。ここに来るかなぁ」おともの白う…

十六年前、“冬の精霊”の暴走により、世界は冷たい氷に覆われてしまった。四季を告げる「精霊石」は分厚い氷の下で眠り、永く厳しい冬の時代が到来する。 終わらない冬が訪れて十六年。 …

季節は巡る。 《夏》には燃えるような日差しに勢いよく緑を繁らせて、赤や黄に錦をなす《秋》が終わると雪が舞い、《冬》が終わるまで大地は静かに眠りにつく。そうして待ちこがれた《春》に…

主人公の高校生・郡司冬鷹(ぐんじふゆたか)が住むのは東京・重陽町。 そこは、超能力や魔術などが日常的な異能都市だ。 「妹の身体を治す」 幼少期、妹と共に、攫われ人体改造をされた過…

はるか昔、世界と世界は「門」によって繋がっており、人々は自由に行き来をしていた。しかし「門」は突如閉じられらた。魔力のあるものが開けようとするも叶わず、力によって時空は歪み、各地…

　あの日の真実は誰にも分からない。 　あの人の真実は誰にも分からない。 　けれども、それでも、 　――願っても、構わないだろうか。 （2007年制作／文学サークル機関誌投稿作…

強気な少女スリサズが、冒険者の酒場の依頼をこなしながら山へ森へ海へ砂漠へと旅をする物語。 情景描写の評価が高いです。 第一章「氷の魔女の春捜し」 　春告げ鳥と呼ばれる少年が失…

サークル「blessingsoftware」のはじめての冬コミ。買い子を任された恵の小さな冒険と、ひとつの決断について書きました。コミックマーケットＣ９１の西館配置図を参考にして…

冬をつかさどる力をもつ、ドーレスト一族が治める"冬の王国"、ノルニシュカ皇国。第十二皇子イフ・ドール・ラ・ドーレストが、自作の人力飛行機で城を飛び立ったその日、第一皇子の戴冠式も…

　引きこもりだった糸冬了(いとふゆりょう)は、死後、自分がネットに連載して途中で放置していた小説の中の主人公になってしまう。 　執筆していた通り魔力に優れた者だけが集まる学園でチ…

カラスと氷の話

魔術師が人口の約6割を占める世界 この世界は魔術師が権力を持っている 少年も生まれてすぐ魔術の素養を見出され 魔術師の元へと送り出されるのだが 11歳の冬にとある事件に巻き込まれ…

　世界に存在するはずのない、赤い髪と赤い目を持った旅人・リズ。 　普通ならば魔法使いが連れているはずの、茶髪に青色硝子の目の小さな魔導人形・タルト。 　そんなただでさえ目立つ旅…

冬コミ決戦前夜、彼らに何が起こったのか。 妄想原作補完です。原作６巻、若干７巻までのネタバレを含みます。 作中、登場人物達が見ているアニメは実在しません。 パロディ要素があります…