概要
神隠しに遭った子供は神域に入りこんでゆく。あの世とこの世の結界を超えて
雪おこしが起こり、今年も吹降山《ふきおりやま》に冬が訪れた。寒風に吹かれながら、雪の精霊は麓の村にしんとした氷の瞳を向けた。
「あのこは来るかなぁ。ここに来るかなぁ」おともの白うさぎは、そんな雪の青年に南天のような赤い目を向けた。
冬の厳しさと、姉弟の別れを描いたファンタジーです。
「あのこは来るかなぁ。ここに来るかなぁ」おともの白うさぎは、そんな雪の青年に南天のような赤い目を向けた。
冬の厳しさと、姉弟の別れを描いたファンタジーです。