「花火」を含む小説

幼馴染の少女に連れられて花火大会に来た大学生の達也は、まるで万華鏡のような不思議な現象を見せられる。それは隠されたこの世界の真実へつながるカギだった。 この『世界の真実』を応用し…

2009年4月公開作品。 <あらすじ> 「私」は自分の唇を塞がれた事で、目を覚ました。そこは「私」に覆い被さり唇を蹂躙している「彼女」の家。酔って転がり込んだらしい。 今日は…

　よく見る夢は、水彩画のように淡く滲んでいた。 　それはいつかのことで、もうぼくの頭の中にしかない夢だ。 　紫と青、ピンクと水色。 　紫陽花とアサガオ。アヤメ。藤の花。 　いろん…

雑居ビルの屋上で君とみた花火。 俺は君と同じものをみていると信じたかった。 ノベルアップ＋に投稿していた短編を修正したものになります。

──お姉ちゃんは"魔女"として働いている。 家業の”魔女”を継いだ姉と大学受験を控える妹。 二人は今年の花火に何を思うのか。

そのサメが産声を上げたのは八月一日、午後二時十七分のことだった。 扇野学園オカルト研究会の部室で物置と化していたサメはその日、突然自我を持った。 「どこだここ？！」 一声叫んだ…

　奈津と有紗は、同じ高校のクラスメイトだ。高校から知り合ったにしてはずいぶん仲が良くて、よくつるんでいた。 　夏休み前のある日、奈津が突然「リンゴ飴が食べたい」というので、一緒に…

魔法の花火が照らす淡い夜。 ――どうか置いて行かないで。 ――ずっと待っていて欲しかった。 少女と女性は噛み合わず。

郊外の山中で、訳ありの少年アキラは、自称爆弾アーティストのシドと出会った。

物語は天体望遠鏡をのぞく少年が、愛犬のアクセルと戯れている場面から始まります。しかし次の展開ではキータという＜花火＞を仕掛ける仕事で生きている登場人物の視点に変わり、主人に頼まれ…

「私の名前はコオリノマコト」 目の前の美しい女はそう名乗った。 こいつは誰だ？ なぜ俺はこいつと一緒に祭りに来ているんだ？

千駄ヶ谷駅のすぐ側にあるカフェで働いて半年、夏、お盆。

　私は皇女の侍女。彼は皇女の護衛。 　私はツリ目で可愛げがなくて、彼はタレ目で人付き合いがいい。 　私は真面目で仕事をきっちりこなし、彼は仕事を適当にやっている。 　私は彼が苦…

「生徒会長に花火のときに告白したいんだ」 毎年地元で行われる夏祭りの最後の花火で、それを見ながら告白すると成功するというジンクスを知った竹下 翼から相談された角田 陸は、文武両…

探偵、憩野大空（いこのおおぞら）の元にある日、ずぶ濡れの女子高生、水落花火（みずちはなび）が依頼にやってきて風呂を貸せと言ってくる。 しかしその後、素直に風呂を貸せば花火の半裸を…

ラムネが弾ける。隣で笑う浴衣の彼女。この夏の思い出はここに置いて行こう──。 ※別のサイトに投稿していたものを加筆修正して転載しております。