侍女と護衛と打上花火

作者 永堀詩歩

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★★★ Excellent!!!

まず、素直になれないツン女子が好きなお方は、もう何も考えずにどうぞどうぞお進みください!

ソリが合わないと自覚のある(でもお互い相手の目を気にしているように見える)皇女の侍女カリンちゃんと、皇女の護衛トキツさんのお使いと、お祭りの一幕の話です。
じわりじわりとはじまる恋一歩手前の、見え隠れしはじめたふわっとしたやわらかい気持ちが、カリンちゃん側から描かれます。

お仕事熱心で、真面目なカリンちゃんが、追う視線や気にしてしまう様子がかわいらしく、でも一旦飲み込む姿がいじらしい。
最後のシーンの、魔法の世界ならではの特別な花火もとても綺麗でした。
あと、明かされた理由にちょっと笑いました。

今後の二人がどうなるのか気になる…!と思いつつ、しばらくやっぱり言い争いしてそうだなぁと、想像してそれはそれでほっこりしました。

この世界は魔物と契約を結んでいる人もいるのですが、トキツさんの相棒の魔物ギジーくんもかわいいです。撫でたい。

単体でも楽しめますが、スピンオフ作品でもありますので、普段の彼らも気になった方は同作者さんの「金色の月は空を抱く」もぜひ!
金色の月の読者さんは、こちらもぜひぜひ!