「姫君」を含む小説

それは、紛れもない欲であった。 醜く、愚かで、自己愛的な……されど、何よりも真っ直ぐな欲であった。

　『渡華記』という伝記を紐解いていこう。泰連国の国史の横で語り継がれたこの書は、とある泰連国皇帝の傍らに生きた妃を中心に据えた様々の人の出来事について綴っている。 「兄様、何で私…

姫君は灰色の塔の最上階でうつろに日々を過ごしていた。 ある日そこへ青黒い蛇が一匹迷いこみ、やがて美しい青年へと姿を変えた。彼は地獄から来たと話し、姫にかくまってほしいと助けを乞う…

地球は終わりの時を迎えていた。 現代科学は進歩しており、僕らは存在しないと思っていた 異世界に飛ばされることになった。 異世界とばされて俺に起きる災難とは？ 俺と姫の超ヘンテコ異…

愛の熱に浮かされた若き騎士ブレウスが、邪竜と魂の契約を契り、最愛の姫を求める時―― その国は歴史に幕を下ろす。 「黒竜、決着をつけよう。僕達でこの国の悲しい事を全部、終らせてや…

瀬田の里に住む、瑠璃姫（るりひめ）は高貴な生まれの姫君だが、 都から遠く離れているせいで、年頃になっても公達（貴族の男性）が通ってこない。 乳母の湖都夜（ことよ）の夢は、姫君を殿…

　病で死期の近づいた師匠の代わりに、俺は公爵家の御前試合に出ることになった。そこで俺は双子の姫君に出会う。一抱えもある黄金を絞ってやっと一滴とれる黄金の水で産湯を使ったという姫た…

　人間と精霊が共存する世界。 　人間が作り出した兵器『魔石』、精霊が研究に着手した兵器『人工精霊』。お互いの兵力が拮抗することで、小さな諍いはあれど、概ね平和と言える程度に世界…

【誕生花シリーズ　35】 今日の誕生花をモチーフにした、3分で読めるお話です。 練習のため拙いことにはご容赦くださいまし。

ごくふつうの高校生・水瀬晶が出会ったのは、少女の上半身に馬の下半身を持つセントール族の姫君だった。 少年と、異世界からやってきたセントールの姫君とのドタバタ冒険譚！

メリエルは、生まれ持った超能力に目を付けられ悪の組織に狙われていた。幼少期に地元を離れてまで抗っていたが、やがて追い詰められ、組織に引き取られることとなる。楽しかった幼少期に想い…

「お願い、ここから出して。私は《花嫁》じゃない――」 暗殺者の手により水葬されたリカシェ。次に目覚めた場所は、死者たちが訪れる水葬都市アタラクシア。リカシェはその都市を統べる王ハ…

思いを伝える手段としての和歌。 その裏に、こんなお話があったらな～と、勝手に想像して綴ります。 主人公は、平安のお話によくある浮気な少将殿と、 妙におませな小さい姫君。 さて、こ…

　歴戦の騎士ジルバラートは皇女イヨナルシアの護衛騎士である。皇位継承争いが激化するなか、姫は十四歳を祝うパーティの最中、何者かによって獣憑きの呪いをかけられてしまう。炎の精霊を崇…

　現代の技術を遥かに凌駕《りょうが》する文明と魔法文明が重なり合った世界『リフレイド』。 　その世界には太古の昔から伝わるとある神話があった。 　それは世界を救った少女《アフロ…

　魔界の最深部に繋がる扉の封印が解けかけている。 　そんな予言がなされ、扉を塞ぐ力を持つ姫君とその仲間達は扉を塞ぐために旅に出た。 　その旅の同行者である魔術師の青年は姫君への恋…

　辺境の地、トリヒル王国。資源も人材もないド田舎な小国の、唯一の産業は――『姫をさらった魔王が待つ、冒険者練習用ダンジョン』だった!? 　この物語は、大陸のアチコチで闇の軍勢を…

戦国時代、戦う姫君がいた。 その名を────鶴姫という。

ー 彼との出会いが 私の想いを狂わせる。 アイリスメインのストーリー。

稀代の大陰陽師の若き日を描いた新説・安倍晴明伝。 第３巻を試し読み掲載中！ 著：結城光流 カバーイラスト：伊東七つ生 角川文庫 《あらすじ》 時は平安、京の都。 美しい姫…