「カクヨムネクスト賞」を含む小説

冬の寒さが厳しい王国の第一王女シヴェラは、女神に連なる王族の炎の魔力ではなく、氷の魔力を発現してしまう。虐げられていたシヴェラは和平の証にと砂漠の王のハレムへと差し出される。 …

一年中雪に閉ざされた塔で孤独に生きる北の国ヨルニアヘイムの王女エイリス。彼女は雪に愛されすぎたあまり、その力を制御できず幽閉されていた。 ある日、彼女の部屋に暖かい光が差し込む。…

嘗て最狂と畏怖された、美しきドワーフの戦姫よ……！ 約束を胸に……巨大な戦斧を振るい悪を断て！ 弱き者の未来を切り開くのだ！ 世界の中心にそびえ立つ巨塔、その頂を見た者は未だ嘗…

放課後になり、下駄箱で靴に履き替えて昇降口に向かうと、学年一の美少女という噂が流れている檜山 紗良が雨を眺めていた。 一体何をしてるのかと不思議に思った三澤 心太はしばらく紗良…

祖父の農場を引き継ぐため奮闘するリーナ。村では余所者としてなかなか受け入れてもらえない。それでもリーナはめげない。精霊たちに力を借りながら頑張っている。そして時々どこからか、リー…

四方を白い壁に囲まれた、ちいさな部屋で生きる真理亜。彼女には唯一心を通わすことが出来る相手がおり、手紙でやり取りをしていた。その相手の名前は、百合亜。だが、彼女は雪が降る日にしか…

収容所で母語を禁じられ、夜更けに一人日記を書くことを愉しみとするトーリ。 最愛の兄の迎えを待つ彼女は、ある日、兄にそっくりな男と出会う。 国も母語違うが日記を通して距離を縮める二…

自称ふわふわ女子の古橋絵梨花（ふるはし　えりか）さんの頭の中で、警報音が鳴る時がたまにあります。 自分のやる事が間違っていない、正しいという狂気に囚われた怖さを書けていたらいい…

おとぎ話の元ネタだった俺は、不遇の晩年の末、天に召されるが、やりたい放題の末神の怒りを買い、罰として下界に蔓延る妖怪退治の任務に就かされる。 生きていた頃使えていた姫の子孫、 …

俺こと三上圭太は、幼馴染の柚木千佳と付き合っていた。しかしある日、千佳が浮気をしていた現場を見てしまい、一方的に絶縁を宣言される。 失意に暮れていた俺の元を訪れたのは、クラス委…

進学のため上京してきた女子大生。不動産屋で、安い物件を探すが、案内されるのは、奇妙な物件ばかり・・・

パーティでお荷物扱いされていた戦士のフドラは、勇者でありパーティリーダーのドルマンにクビを宣告されてしまう。幼馴染も全員ドルマンの物になり、何処にも居場所がないことを悟った。 も…

俺事、泉純也には結婚を意識してつき合っている三上陽子という幼馴染の恋人が居た。　社食で昼飯を食っていると、親友だと思っていた松岡邦明と三上陽子から婚約の話を聞く事になる。 そのま…

君は、流灯凛花を知っているかい？ 「眠らせ姫」という二つ名は？ 知らない？　そうか、残念だ。 彼女は、その名にふさわしい異能で戦い、 彼女は、その異能に苦悩し、 彼女は、その…

人探しの依頼を、なし崩し的に引き受けてしまった探偵の私。 消える依頼人、行方不明の調査対象、別荘に引きこもる怪しい男。 この事件、何かがおかしい――。 捜査の行きつく先、私は思い…

　今年の春に東京から引っ越してきた、同じ通学班の一年生、千代ちゃん。 　彼女のランドセルは、スタンダードな黒色だった。それだけならまだしも、どうしてか、買ったばかりとは思えないく…

・当時五才児の私は、新調した黄色の傘を使う日を待ちわびていた。 　天気予報によって、ようやく黄色の傘を使うと思っていたら、祖父によって使えなくなってしまった。 　不貞腐れた私に…

祭囃子に紛れるようについてくる足音から、女が必死に逃げている。 ✂----------------------------------------------✂ ■カク…

◆塩田弥子（しおた・やこ）が両親と婚約者の桐谷志庵（きりたに・しあん）の暮らす山奥の家へ入籍をしにきた。 所が、車も通れない道を歩いたせいで、弥子のつま先に痛みが走る。 病院へ行…

一瞬の儚いラブストーリー 【あらすじ】 永遠の雪と氷が支配する霊峰ウォルマルトの麓に、百人ほどのエルフが住む小さな集落、霜の森があった。そこにはたった一人、人間の男が住んでおり、…