「「森」」を含む小説

　目の前に置かれた一本のビデオテープ。 　ラベルは無い。 「祝《シュウ》さんこれマジモンっすよ……気持ちはわかりますけど、ガチで良いんすか？」 　僕は無言で首を振って肯定する。 …

　星座の獣が無数に生きる世界。 住処は各々異なるが、野性という平等な厳しい環境で暮らしている。鳳凰座の獣に憧れ森へ入るコースケは多くの鳥型の獣達に襲われていた。 　諦めかけたその…

遠いきみに宛てた詩、あなたを綴る詩、深い森の幻想風景、物語のかけら、歌のかけら、日常のスケッチ、などなど。 むかしむかしに書いたものと、リアルタイムで書いているものが混ざってい…

森に住む『魔女』は裏切られボロボロの『聖女』を飼うことにした。 ※小説家になろうにも掲載中のものです

人懐っこい少年と出会った、気難しい魔女の変化の物語―― ※第50回（2019年）ＪＸＴＧ童話賞 （童話の花束）に応募したものを、加筆修正しました。

冬っぽい作品をと思って書きました。ちなみに、この作品の下敷きとなっているのは有名な欧州の童話と、某英国の伝説の二作品です。 ※本作品は別の場所で掲載したものをカクヨムで再掲載し…

いつのまにか転生をしてしまっていた僕は何故か力をほとんど無くした女神アルテミスの退化したアルテの手の中にこれまた握られていたのだが、何この小石扱いされて放り投げられたところがポイ…

ハルマゲドンによる世界滅亡後、生き残った人々は厳しい環境の中でなんとか生活を続けていた。 便利屋を営むヨシュアはまだ子供だが、相棒のルゥ(手足は獣人、頭と上半身は人間の女性)に…

「フクロウ」と呼ばれるそれは森の奥にいて、時折訪ねてくる者たちの問いかけにのみ答えられる、そんな存在。 ある日、奇妙な男が現れて……。

ここは恵みの森 生命が独特の巡り方をしている不思議な森 そこに住む少年はとても足が遅いので、そのせいで今日も飢えてしまっているのです。

森や水辺に棲み、ざわめきにも似た声で鳴くという「蟲」。彼らと意思を通わせるための楽器「蟲笛」の奏者である千歳は、幼い頃から二種族の共生を夢見てきた。蟲が異様に騒ぐとの知らせを受け…

山の開けた道に一枚の獣の皮が落ちている。祖父は皮は山の恵みであり、それ以上を求めて森に踏み込んではいけないと言った…あれから１０年、消滅集落の記録を撮るために大学の友人とともに祖…

これは一年中雪が降り積もる冬の国のお話。 その国のうんと北にある小さな森は『魔女の森』。 そこにある小屋に住んでいるのは世にも恐ろしい魔女とその相棒。 齢百を優に越えたその魔女は…

山間に王国を築く人間(ファーム)と、森に棲まう妖精(エルフ)。二つの種族は互いに関わり合うことなく共存し、ラーゼシス大陸は長きに渡り平和を保っていた。 だが、突如その均衡は破られ…

“ソレ”らがいつから現れたのは分からない。ただ、気が付けばその話は至る場所に知られていた。 深い森の奥から現れる人間は、満月の夜に狼になる――人狼が存在するという話が。 そして…

読了時間は約5分。 自殺をするために深夜、暗い森へとやってきた一人の男。 そんな彼の身に、思いもよらないことが降りかかる……。

私たちが知っているペンギンの中に紛れているペンギン。彼らの正体は一体！？ 森見登美彦氏の「ペンギン・ハイウェイ」から着想を得た空想世界を描いた作品。

登場人物 ハリー：オーク種であるが、その中でも稀な『海オーク』。鍼灸と按摩の技術を体得しており、森の中に治療院を開いている。謎の多い人物。口が悪いが治療の腕は超一流。 セツ：盲目…

かつてその山には、燃えるような赤い瞳と、赤いたてがみを持つ竜が棲んでいた。 その息吹は森を灼きつくし、その爪は巨人の岩の肌を切り裂き、そのあぎとは角と翼もつ悪魔をも食らう。 その…

画家を志していた鈴は、展示されていた「森」と言う写真に打たれて、人生の舵を大きく切り、写真家になることに決める。ただし、芸術の写真を撮ることだけをするためにアマチュアであることを…