祝のビデオ
インドカレー味のドラえもん
ありがとう。
七日後に死ぬという話は本当だったらしい。
その証拠に僕は生きている。
信じられない話だけど、昨日までは歩く事だって出来たんだ。まあ呪いのお陰で、それももう終わりそうだけど。
それでもまだ、こうしてペンを取る事だって出来る。
用意してくれた君には悪いけど、こうして我が身に体感してようやく信じられたよ、あのビデオは本物だった。
君には頼ってばかりだけど最後にもう一つ。同封した他の紙は最後に宛名が書いてあるから、面倒かもしれないが妹達に渡してくれないか?
その代わりと言ってはなんだけど、君が欲しがっていた僕の部屋にある物は全て貰って行って欲しい。残しておいても無駄だしね。
まだまだ書きたい事はあるけれど、キリが無いからここらで終わっておくよ。それじゃあね。
それでは、これを以て僕の遺書とする。
ps. ああそうそう。妹の結婚式なんだけど、なんとか出席出来たよ。全て君とビデオのお陰だ、ありがとう。
祝のビデオ インドカレー味のドラえもん @katsuki3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます