運命のマリオネット

山間に王国を築く人間(ファーム)と、森に棲まう妖精(エルフ)。二つの種族は互いに関わり合うことなく共存し、ラーゼシス大陸は長きに渡り平和を保っていた。
だが、突如その均衡は破られた。魔王と恐れられる妖精の青年フィービーによって。
聖剣アトロフォスを手に陥落する王都から逃げ延びた王子アルドリドと仲間たちの奮闘により、人間と妖精の戦いはいよいよ終わりの時を迎えようとしていた――はずであった。