「短編 恋」を含む小説

「好き嫌いに大人も子どももありません」 「レーズンって乳首っぽいよね」 レーズン嫌いの女と、レーズンを野菜代わりに摂取する男。 夜更けのオフィスで交わされる意味の無い会話は、徐…

　世界は秘密と謎に満ちている。 　妖艶な少女は本性を隠し続け、自然界は多くの秘密を持っている。 　怪奇現象、未知なる生物、霊界……これらは謎であり、きっとこれからも謎のまま、我々…

恋をしていた。

たまに珍しく書いてみた短編です。 よく晴れた朝、数分間の物語。 ご覧になっていただけましたら幸いです。

会話の少ない一話完結の短編となります。

「私は──ひとりの人間に、恋をした」 ここは、とある海沿いの美術館。そこには"至高なる宝石"が展示されていた。 その名は〈アレキサンドライト〉。 彼の美しさに人々は魅了さ…

髪の生える市松人形と呼ばれる程、表情に乏しい引っ込み思案な十五歳の少女。 毎日でも会いたいと思ってしまう程気になる相手は、なけなしの勇気を振り絞って自分を救ってくれた二十三歳の刃…

ある日の放課後、少女は掃除のために生物室へやってきた。 ロッカーを開けると、中には同じクラスの美少年が入っていた。 「なんで？」 奇妙なシチュエーションから、歌乃は「王子様」と呼…

バイトをしながら専門学校に通う日向（ひなた）はバイト先の店長に片思い中。店長はお客さんにも大人気のイケメンマスターなので、とても告白する勇気はない。 ある日の仕事終わりに、店長が…

アンドロイドに、恋をした。

人類が誕生して早２００年！ここに壮大なる悲劇喜劇はたまた王道ラブストーリーがここに誕生しようとしている。もちろん主人公は私です。主人公は私です。主人公は私です。大事なことなので３…

塩ラーメンを食べた男が、一途な幼馴染み女性と共に人生をやり直す不思議な物語。恋愛要素も含まれています。読むのが早い人だと３分くらいで読めます

　春夏秋冬を、僕たちは共に過ごす。 　 　その度に僕は、君に嘘を吐く。 　そうしないと、僕は耐えられないから。 　 　そうしないと、君がどこかへ消えてしまいそうだから――

僕と、僕の片想いの相手であるよもぎ先輩が所属する天体観測サークル『コメット』。 二年生になった春、変わり者の美少女、若狭さんがインパクトのある登場を果たす。 そしてある日、僕と若…

コンビニバイトの夜勤帰り、ヤンキーに絡まれた玲子は『黒のライダー』光太郎に助けられて一目惚れしてしまう。 しかし一か月後、そのことを夜勤仲間で親友の愛結実にバレてしまう。…

私には付き合ってる人がいる。国際コンクールで優勝した、将来有望なピアニストの彼。かっこよくて楽しくて、さり気なく優しい。彼と一緒の時間を過ごすのが、私の毎日の幸せ。 でも、そんな…

　わたしのクラスにはちょっと変わった生徒がいる。 　彼は、軽快で、飄々として、つかみどころのない男の子。――幽霊の、男の子だった。 　死してなお生前と変わらぬ暮らしを送る半透明…

拙作『僕だけが蘇生魔法を使える！』のパロディです。現代・大人版を6000字の短編で描きました。何か感じてくれたら嬉しいです。 母の日用に書いていたのが見事に消え……スマホの通信制…

順風満帆にいっていた人生。そんなものはある日突然亡くなる。失意のどん底から一体何に希望を持てばよいのか？

主人公・直太は幼馴染みの春音に「好きだ！」と叫ぶ。 すると春音は、スマートにカッコ良くできないの？　と言う。 そこで直太は、春音のどこが好きなのか、ひとつひとつ叫んでいくこ…