終焉の舞踏

私には付き合ってる人がいる。国際コンクールで優勝した、将来有望なピアニストの彼。かっこよくて楽しくて、さり気なく優しい。彼と一緒の時間を過ごすのが、私の毎日の幸せ。
でも、そんな幸せな日々はいつか終わりが来る。わかってた。
それでも、私は言わずにいられなかったの――――

フランツ・リスト作曲「死の舞踏　怒りの日によるパラフレーズ」が告げる、恋の終焉の兆し。



別の時間、別の人物の視点による三編の短編とリンクしてます。
夢の欠片
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054883089918
願いの鐘
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883141271
悪魔のヴァイオリ…続きを読む