「カクヨムオンリー ボーイミーツガール」を含む小説

19××年の夏。吉祥寺。 深夜の動物園で出会ったのは少女の頭に白鳥の体を持つハーピーの少女ハル。 不思議な魅力を持つハルに僕は惹かれていく。 ガラスの檻に閉じ込められたハルとテレ…

生身で超常現象を引き起こす「新人類」が生まれ、そして覚醒を果たさなかった人々との戦争に敗れた未来。新人類達は弾圧、隔離されていた。 隔離都市“比良坂”で路地裏生活を送る少年、ヨウ…

1990年代の終わり、僕は公園でゲームボーイで遊んでいる少女に出会った。

世界中が揺れて、空も宇宙も揺れた地震が起きたその日。 僕の部屋の扉の下に高さ十五センチの空間ができていた。 そこからは、僕の部屋そっくり（よく見るとちょっと違う）な部屋が見えて、…

不幸な出来事が重なり辛い幼少期を過ごした「桜木 麻耶（さくらぎ まや）」――「どうして麻耶だけが不幸なの？」。いつも彼女はそんな思いを巡らし、ささやかな幸せを求め続けた。 辛い…

体の一部が獣のモノへと変質する奇病。 人々はそれを『獣還り』と呼んだ。 ※以前公開していた作品に加筆修正したものです。 　第二十三回電撃大賞三次選考落ち。

映画館へ行くのにすら数時間を要する山奥のど田舎。そんな町に生まれた「私」は、一年前のあの日、偶然帰り道で出会った青年の事を思い出し歩を進めていた。降りしきる雨の中、彼女が見た光景…

どうせなら、どっちにも出せる話を書こうと思いました。

みなさんは、初めて自分のスマートフォンを手にした時を覚えていますか？ 自分専用の回線を持てた喜びと、小さな端末がネットに繋がって何でもできそうな全能感は、忘れられないと思います…

西暦2048年。 人類は遂に戦争の無い世界を手に入れた。しかし、世界は戦いを必要としていた。戦争が無ければ──人々は平和を平和と認識出来ない。 そして行われたのは、人類史上稀に見…

幽霊が見えることにより幼い頃からいじめられていた主人公、小野空也は父の転勤を機に『忘隠町』やってきた。 忘は、忘却の忘。 隠は、隠蔽の隠。 忘隠町は、忘れ去られ。隠されている…

――あらすじ―― 異世界ファンタジー小説がブームになってからの未来。 僕たちの住む日本では異世界禁止令が発令されてしまった。 まあ、だから何だって話だけどね。 ――登場人物―…

大人気青春ＶＲ格闘コメディ「暗殺拳はチートに含まれますか？」の非公式アンソロジーです。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882227981…

高校で噂になっている魔女・サイコ。ほとんど廃病院と化している彼女の住処に忍び込むことになった二人の男子高校生のボーイミーツガールと、並行して進む脱出不能のクローズドサークル。 …

僕が目覚めた時、人と魔法使いの星を巡る争いはすでに終息していた――。 資源を犠牲に技術を高めた人間と、自然を守るべく人間に牙を剥いた魔法使いが起こした永き争い――『人魔戦争』の…

なんの取り柄もない僕のもとに突然現れた、白いワンピースの少女。彼女は自分を神様と名乗り、僕を神様にしてくれると言った。 神様になれば全能の力が手に入る。それさえあれば、こんなクズ…

この国で発行されるあらゆる出版物を蔵書するという国立国会図書館。 その図書館は無尽蔵に増加する出版物に対応するため、最新型のＡＩによる自己改築機能を付与され、無限とも言える蔵書…

世界で唯一、手で触れたものを機械にできる能力を持つ青年がいた。なぜこんな力があるのか。何のための力なのか。「なすべきこと」見つけられずにいた彼は、あてのない旅を続けていた。自分の…

八月のお盆の頃。 曾祖母の屋敷へ来ていた湊斗（みなと）は突然、夜闇の支配する空間に飲み込まれる。 不気味な空間で湊斗を待っていたのは、黒塗りの巨体に真紅の目玉を持つ悍ましい化け物…

音楽バカでありライブバカでもある主人公が、最前を陣取れる喜びを味わっていると。 やたらと気の会いそうなヤツに出会いました。 (短編。ライブ好きなら1度は夢見たはずのワンシーン。…