概要
「この国会図書館は迷宮だ。故に私は行かねばならない」
この国で発行されるあらゆる出版物を蔵書するという国立国会図書館。
その図書館は無尽蔵に増加する出版物に対応するため、最新型のAIによる自己改築機能を付与され、無限とも言える蔵書を可能としていた。
そんな折のことである。図書館に入館した者が次々と行方不明になったという噂が流れ始めたのは。
海田ミキトは失踪した父の遺した奇怪な文書を得て、国会図書館の探索を試みるのだが……
※短編1話読み切り完結です。伸びたら連載化するかも。
その図書館は無尽蔵に増加する出版物に対応するため、最新型のAIによる自己改築機能を付与され、無限とも言える蔵書を可能としていた。
そんな折のことである。図書館に入館した者が次々と行方不明になったという噂が流れ始めたのは。
海田ミキトは失踪した父の遺した奇怪な文書を得て、国会図書館の探索を試みるのだが……
※短編1話読み切り完結です。伸びたら連載化するかも。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本という無限の可能性とロマンに心惹かれる
国立図書館という気の引き締まる空間に人工知能、技術と歴史の粋を集めた建物の裏側、そこで始まる冒険。実際の図書館にあったらなんと楽しいことでしょうか。
SFの好きな人ならば恐らく惹かれると思います。
特に迷宮のようになった図書館、世界中から集められる大小新旧様々な書籍、いわば情報の塊。そしてそれを抱擁し統括、管理する近代的な建物と人工知能。
本も新旧、技術も新旧、本からはスチームパンクのような古めかしくも心に惹かれるかっこよさ、建物からはそれらを大量に保管する近未来のような興奮、この物語の世界観はあこがれるものをまとめ上げすぎている!
そして人物たち、己にそれぞれの使命と信念をもって行動する。…続きを読む