「拾い上げ」を含む小説

web小説？ ネット小説？ オンライン小説？ そこからしていつも迷っているような、ふわーっ、ぼやーっとしたわたしの雑感です。 みなさん、どうやって物語を書いているんだろう？　…

　これは、ただの雑多な日記帳です。 　創作のネタはあなたのその足元に転がっているのですよ。拾い上げて文章にしてみたら、毎日が面白くなって潤っていくと思うのです。 「生きてて…

　かつて、一つの巨大な”珠”であったというその世界は、度重なる神と竜と魔の争いによって引き裂かれ、幾重もの欠片に分かれ、今なおも断たれ続けていた。 　その中でも、一つの大きな欠…

作家デビューを目指す高校生・日月詠太郎は、初めて応募した新人賞で惨敗してしまう。 枕を涙で濡らした翌朝、自分を呼ぶ声で目が覚めると、そこには応募作のヒロインである『リュミエル・エ…

　入学早々、所属する部活が、先輩の不祥事で無期限活動停止となったため、小池修兵は平穏だけの高校生活に嫌気がさしていた。 　保健室での昼寝を切り上げて、教室へ戻る途中で学級委員の…

子供向け絵本『空騎士ジルバの大冒険』に憧れる少年。実は荒唐無稽な絵本のストーリーは事実で、「空騎士」は少年のクソ師匠の、さらに師匠だった！？　今はなきクソ師匠のしょうもない教えの…

通学のため駅のホームで列車を待つ俺は、投身自殺を目の当たりにする。混乱する俺の足元に転がる赤いボール。それを拾い上げた俺に、身の毛もよだつ悪夢が襲いかかる。「駅に潜むもの」の続編…

トラックに轢かれることもなく、クラスごと消えたりもせず、ましてや街中にゲートが現れることもありません。 ただ、日々の暮らしの中に隠れた徴《しるし》を拾い上げながら、少しだけ不思議…

Veiledという存在がある。 それは天使なのか悪魔なのか？ 一説によると、Veiledとはこの世界を作った女神の使者であるという。 Zeroという存在がある。 キミは世界…

背伸びをして机から立ち上がり、ダウンジャケットを着込む。外に出て吐く息は鮮明に白い。 ２月の23時。日課となった散歩に出かける。駅から離れた住宅街はとても静かだ。そして、星がや…

　本棚と壁のすき間に本が落ちていた。 　これはまずいと思い、本を拾い上げて恐る恐る頁を開いて見た。 　案の定、活字がぐちゃぐちゃになっている。

平凡を絵に書いたような男子高校生、田中健太は、見慣れぬ美少女が落とした定期入れを拾い上げた── そこから始まる（かもしれないし始まらないかもしれない）ボーイ・ミーツ・ガール。 …

ある朝、自転車で遅刻ギリギリの橋を渡る僕。前を走る女の子が目の前で手袋を落とした。拾い上げ声をかけると、そこには見たことの無いようなほど可愛い彼女が。次の日もその次の日も二人は橋…

駅のプラットホームで列車を待つ私は、無理心中を図ろうとする母娘を見かける。母は轢死し、娘が一人取り残される。娘の手からこぼれた小さなボールを拾い上げた私に、想像を絶する悪夢が襲い…

　その魂は他者を「魅了」する。 　理性を蠱惑的にくすぐり招き寄せる。 　同性でさえ惹き付けられそうな薫りに異性は抗えようもない。 　その者を視線に捉えたが最後、逃げられようもない…

　久我和人、35歳。 　彼は凶悪事件に巻き込まれた家族の復讐のために10年の月日をそれだけに費やし、目標が達成されるが同時に命を失うこととなる。 　しかし、その生きざまに興味…

2022年夏、日本のとある片田舎に隕石が落下する。 隕石は鈍い光沢を放つ桃色の球体であり、その中から現れたのはなんと元気な『女の子』だった。拾い上げた夫婦によって桃子と名付けられ…

勢いのままにVTuber風月澪の配信で考えられた要素をおそらく全部拾って書いた怪談です。 文字で読めた方がいいと思って投稿しております。 風月澪さんの配信で読み上げられました。…

薄暗い森の中、幼子は目を閉じる。 幼子の右目は血のような赤い瞳をしており、悪魔の落とし子、忌子として村人から忌み嫌われ、虐待されながら生きていた。逃げ出した森の中で短い人生に幕を…

「家を建てたい」という飲みの席での言葉を、芸術家の後輩に拾い上げられた明礼は、酔狂な夢を預けてもいいか、と思って彼に家を建てさせる。そこから始まった奇妙な同棲生活。 　ものを作る…