概要
竜殺しの騎士が言う。「貴様、弟子をとれ」
かつて、一つの巨大な”珠”であったというその世界は、度重なる神と竜と魔の争いによって引き裂かれ、幾重もの欠片に分かれ、今なおも断たれ続けていた。
その中でも、一つの大きな欠片。
偉大な竜が名を付けし地に、この竜を信仰して発展する国があった。
唯一の偉大なる竜、真竜のみを是とするこの真竜国では、他の神を信じる神官は全て邪神官。見つかれば拘束され、運が良ければ国外追放、悪ければ牢へと押し込められる。
そして、その異邦の神官は、運の悪い方だった。
しかし、彼女の魔法を竜との戦いに利用しようとする騎士によって、思いがけない提案を受ける。
その身の釈放のために、彼女は弟子をとることになったのだ…――
これは、異邦の邪神官と、彼女に拾い上げられた弟子の話。
その中でも、一つの大きな欠片。
偉大な竜が名を付けし地に、この竜を信仰して発展する国があった。
唯一の偉大なる竜、真竜のみを是とするこの真竜国では、他の神を信じる神官は全て邪神官。見つかれば拘束され、運が良ければ国外追放、悪ければ牢へと押し込められる。
そして、その異邦の神官は、運の悪い方だった。
しかし、彼女の魔法を竜との戦いに利用しようとする騎士によって、思いがけない提案を受ける。
その身の釈放のために、彼女は弟子をとることになったのだ…――
これは、異邦の邪神官と、彼女に拾い上げられた弟子の話。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!重厚な世界観と魅力的なキャラクター、巧みな伏線回収が楽しめる物語!
竜を信仰すると言う国を舞台にして始まる異世界ファンタジー。
世界観としては何処か重々しさや戦いと血の匂いの漂う重厚な雰囲気を感じるのですが、そこに生きるキャラたちはみな生き生きとしていて非常に魅力的です。
主人公クインとその師であるリピューテリア、可愛いクインの妹達、竜殺しの騎士に邪神官の女達と、個性豊かなキャラたちの掛け合いが楽しい日常パートに、迫力と緊張感のある描写がカッコいい戦闘シーンと、物語の展開もメリハリが効いていて飽きさせないものになっていて巧みです。
途中読んでいて「?」と気になった描写もあるのですが、そうした違和感すら後になってから「あれはこう言うことだったのか!!」と納得…続きを読む