「落選 賞」を含む小説

主人公・白戸由衣は、通っている女子校で出会った変わった少女、羽風燐のことが気になっていく。 「隣人愛」をキーに物語が進んでいく。百合風味少女小説。 （※某賞の落選作です）

本作は新潮社様［第19回 女による女のためのR-18文学賞］に応募し、一次選考通過⇒二次選考落選の作品です。 同賞には初めての応募だったのですが、また今年２０２０年も再挑戦できた…

米津玄師の『春雷』という曲をイメージしながら書いた話です。小説賞に応募していた作品なのですが、残念ながら落選という結果になったのでここに公開します。

　大宇宙にて誕生した魂たるわたしは、なぞの老爺にみちびかれて、アメリカの旅客機パイロットたる父親とスチュワーデスたる母親のもとに誕生する。が、父親が原因とされる墜落事故によって母…

魂のメロディーを生んだ科学者のお話です。

今川幸乃はラノベ作家志望の高校二年生。 ある日新人賞に応募した作品が一次落選してショックを受けていたところ、闇属性魔法使いとして異世界に召喚される。 手に入れた闇属性魔法で無双……

文化人類学者の卵・イオは、人食いの有角人「魔族」実地調査のため、古霜帝国〝ザデュイラル〟へ渡る。そこで出会った帝国貴族の少年・カズスムクは、食人鬼の宿命に葛藤しながら生きていた。…

「若返り治療」の普及により、100歳まで40代の頭脳と健康を保つ人が増え「人生150年時代」と言われるようになった未来。 その事は、小説の出版に意外な影響を及ぼしていた。それは……

AI小説家が誕生しつつある近未来。 小説家を目指すAIを指導している人間の小説家がAIから受けた依頼とは?? ……某新人賞に投稿したら、見事に落選したので、こっちに投稿します。

近未来のアメリカで実用化された「WEB上にUPされた写真に指名手配犯が写っているかを判定するシステム」。 しかし、そのシステムが次々と見付けたのは「心霊写真のように見えて、心霊写…

　夢を持つこと、彼女を作ること、自分自身の全まで諦めてしまった四十歳の俺と、唯一の家族である母親に先立たれ、ただただ幸せを手に入れたいが為に、人に合わせて生きてきた二十歳の私が紡…

「私」は思念士となることを目指し、聖地である街に辿り着く。 そこには教団の中核となる大瞑堂があり、巡礼に来る者や観光に来る者で日々にぎわっている。 「私」はその街で仕事をしながら…

公開中の『月郷憧憬』の続きです。 滅びた地球を眺めながら、月で暮らす翡翠と遠雷の1年間。 翡翠の気持ちの変化と、遠雷にとっては理想郷だと感じていた月にも隠れていた、暴力と差別。そ…

国を持たず、独自の規律に生きるエンシェン族の青年・ハイドロは、彼の仕事場であるアトラント公国にいる時、取引先の王室ではなく、王室と縁の深いキリエール家に滞在している。 その理由は…

売れない作家の妻・透子を襲う数々の犯罪。なぜ透子が狙われるのか？ それともこれは偶然か？ 不幸(?)な人間の罪と罰。 第51回新潮新人賞に落選した『斉田直之短篇集』に収録

［Y君が死んだ。たしかなことだ。］Y君はなぜ死んだのか？ 殉一にとってY君とはなんだったのか？ 殉一とY君の死との関係は？ 自分がそれを、誘発するのか。現代を生きる青年の内面。 …

　二十代爾時に、角川短歌賞に応募して落選した歌集五十首です。私淑している中島敦の「和歌でない歌」に憧憬して詠んだものです。この程度では予選通過しませんよ、という参考になればとおも…

　現在から十億年後。人類が滅亡した世界にのこされたのは火星と金星のロボットたちだけだった。斯様な火星において十億年前に製造され現存する最後の〈人類の存在した証拠〉だったぼくの祖父…

いつからか成層圏の彼方に影を現すようになった謎の飛翔体「船」。低地では大気の霞に隠れて目にすることさえ叶わない。 大学の休暇、私は山奥の旅館・鯉苑(りえん)を訪れる。そこは知る人…

◆『有栖川すみれの任務』前編（第2章まで、全9章構成）のあらすじ しがない男子高校生である成海隆一は、ある日、学校の屋上に繋がる階段室で、建造物侵入・器物損壊事件の現場を目撃する…