「怪異」を含む小説

北本　澪は今年で二十歳になる、最南端の村の門番だ。人々を襲う怪異と呼ばれる存在と戦うための手段として、地水火風いずれかを操る神秘使いになろうともがいていた。修行打ち切りの期限日、…

私は西園寺蘭子。霊能者です。他に占いや骨董品の鑑定もしています。 よく人から「いい年して、カマトトね」と言われますが、全然気にしていません。 淫の気を操るインチキ陰陽師、謎の怪異…

黒木あるじ「怪談女」（『幽』vol.13「怪談実話コロシアム」より抜粋） 中山市朗　「怪談狩り　自衛隊怪談」（『幽』vol.25より抜粋） 安曇潤平「典子ちゃん」（『幽』vol.…

昭和初期の帝都・東京。作家・大久保は逝去した恩師の全集を編むために、未亡人・妙子の元に通う事となる。同時に、彼の周囲では奇妙な怪異が相次ぐようになった。 大久保純：酒浸りの作家…

高校生・暮樫或人は、怪異を司る一族に生まれながら怪異を見る能力を持たなかった。その一方、或人の妹の言鳥は霊感に優れており、或人はそんな言鳥を溺愛していた。ある日、或人と言鳥が通う…

霊感の全くない私が、現実に体験したり、聞いたりした不思議なエピソードを、 ひとつずつ書き綴ってみました。 私自身が体験した事は、全て本当の事です。

ザイラスを追われ無位無官の身となったフレッドの下に、ブルートが訪れる。 ザイールの領主叙任式に、怪異と戦った騎兵フレッドも招かれたのだ。 皇帝生誕祭に沸く皇国首都シルヴァレートで…

ときは現代、ところは東京。 龍神を祀る水秦神社の若き宮司である曲直瀬燐太郎は、異界の住人『異神（アダガミ）』の存在を感じ取り、彼らと渡り合う力を持っている。 女子校の臨時教師に…

銀河辺境の宇宙コロニー。暗い星野を臨む店で、バーテンダーは給仕中に三人の航宙士たちの奇妙な会話を耳にする。鬱々としたようすの彼らは、どうやら死んだ仲間の弔いに百物語の会を催してい…

　物心ついた頃から僕の首には首輪が嵌められていた。 　それは希薄な存在だったが、歳を重ねる度に存在感が増し、ついには完全に実体化して銀の首輪になった。 「はじめは、自分だけが我…

過去に声を届けて改変、幼なじみが助かる様にする超能力者達の話。 超能力×怪異×ファンタジー。 （※完結）（小説兼ログです）おそらく読みにくい。 ２０２4・02・01簡易チェック…

逆坂達樹には、友人がいた。その友人は偉そうで、不敵で、冷静で そして、魔法使いだった。

夜ノ見町に住むいじめられっこの少女「三瀬川 賽」は学校からの帰り道にある公園で遊びつかれ眠ってしまう。目を覚ました彼女の目の前にいたのは見知らぬ少女だった。家に帰りたくない賽は少…

並木島高等学校における「オカルト研究会」あらため「月波町異聞蒐集部」による活動記録。 櫛見裕哉、高校二年生の夏。これは夏休みに入る少し前のお話。 このお話は一応前身となる、部発…

「トップテクスト」のあだ名をもつ男の体験した不思議な話。

原田真一の婚約者、五条郁子が死んだ。葬式の最中、棺桶の蓋が吹き飛ぶ。真一の身に起る怪異。 この作品は数年前、当初「薔薇の復讐」というタイトルで短編として発表しました。 その…

非日常の体験がしたくて、人は旅に出る。ときに、旅先では異界を覗くような恐怖を体験してしまうこともあるのです。 京都、遠野、青森……。 そんな、旅先で私が出遭ってしまった恐怖。旅先…

2014年、茨城県。 県内の私立校に通う高加　索（たかくわ　さく）と幼馴染みの加賀瀬　美佳（かがせ　みか）は、ある日突如として、学校で噂されている水死者の怪異『ヒル人間』に襲われ…

考えてみれば1番長く家に居るのは僕じゃなくあのDVDレコーダーでした。

酒の席の与太話なのか、それとも……