「季節 カクヨムオンリー」を含む小説

新緑さわやかに、そして時に少し汗ばむ季節。 琴乃は高校地歴科の教育実習真っ最中。 上手くいかない自分の授業、目減りする自信とゆらぐ志、 見かけによらず良い授業をする同輩への羨望。…

ある春の日、高校二年生に進級した私はひとつの悩みに直面していた。それは春ならではの特徴的なもの。 そう、睡魔だ。何故だか不自然なほどに私は連日恐ろしい眠気に襲われていた。 もし…

「傘、持ってる？」 雨の多い季節のちょっとした思い出話。

虹始見──雨の後、虹が見え始める。 七十二候の十五番目で、二十四節気・清明の末候にあたり、 晩春、４月15日から19日頃に相当する。 そんな季節にちなんだ、他愛ない虹のお話。

梅雨の季節に猫と出会う。それから僕は、猫が嫌いになった。

短編、一話完結。創作落語風コメディ。 桜の木の下で交通事故を起こして死んで幽霊となった主人公、ところがその木には他にも幽霊がうようよ。中でも偉い「幽霊の長老」に会うことになるの…

桜の季節の詩と短編です。 詩だけで楽しむも良し、短編を楽しむも良し。桜餅を食べるも良し、な作品です。 ２度美味しいと、いいなぁ……。

　一人の少女を救うべく、友の願いを叶えるべく、不治の病に挑んだ医師が残した最後の記録。 　窓もない地下の研究所で、彼はレコーダーを手に取った。

※逃ゲ水さん自主企画「桜の季節の短編」へ、第三話で参加。 ふと思いついてＪーPopなどの歌詞をシャッフルし、 一つの詩を作ってみました。 これは二次創作としてOKなのかな？ …

魔女の里に住むふたりの魔女と、甘い季節のおはなし

【前置き】 　我が青春の「夜が来る！（アリスソフト様）」の発売より１６年を記念して。（こじつけ） 【あらすじ】 　人知れず社会に紛れ込み、人を襲う不倶戴天の異形――カゲナシ。…

【あらすじ】 　告白した女の子にことごとく振られ。 　また、事実無根のムッツリスケベの烙印を押される。 　そんな、苦い経験を積みまくった主人公「鈴木　悠一」。 　彼は、入学式の自…

サンタが現実に実在する世界線のお話。 サンタは一人で全世界の子供達にクリスマスプレゼントを渡すのに倦み疲れ、世界各地にサンタの運送会社を建て、他のサンタと業務提携を開始する。 ク…

＜あらすじ＞ 　5年前に季節が『夏で止まってしまった島』、夏峰島。 　その島は本州を繋ぐ夏峰橋を境にはっきりと季節が別れている。 　そんな奇怪な島の名家である上根家。 　学生なが…

会社と社会は不合理と不条理でできている。学校が教える数学は世を処する術としては役に立たず、理路整然たる専門家の予測が当たらないのは、そういうわけだからである。嗚呼、漱石先生、百年…

年上女性にひとめぼれをした高校三年生の越前　光稀（えちぜん　みつき）。 笑顔の眩しいまっすぐ輝く女性、美里　響花（みさと　おとか）。 光稀と仲の良い幼馴染でもあるバスケ部エー…

「夏の恋は秋に終わる」――よく耳にするフレーズですが、今回はそんなフレーズを使った掌編を書いてみました。久しぶりの「詩的小説」です。変化球ばかりだと直球の投げ方を忘れちゃいそうな…

都内に住む大学生、輝内碧にはある悩みがあった。毎年、同じ季節になると必ず見る、不思議な夢。その夢を見た後は、決まって憂鬱になる。