「ほのぼの 現代ファンタジー」を含む小説

祖父が死んだ。 親族一同が集って行われた遺言書開封、発表された遺産は全部で二億。 そのうち、五割の一億を持って行ったのは、遺言書に『龍の子』と記された、幼い少女だった。 《この…

物語は、ピンチがあって当たり前？面白くて当たり前？ これは良い意味でも悪い意味でも、本当に何もない非日常の物語だ。 無気力な少年と活発な少女が出会い、日常を演出する退屈な物語だ。…

期末試験目前。前期試験の結果が悪かった直哉は、同じように試験の結果が悪かった友人と共に「秘められた能力を呼び覚ます」と言われるご神木を祀っている「大杉神社」を訪れる。そこで冗談半…

即興小説トレーニング（http://sokkyo-shosetsu.com）さんで書かせて頂いたもので、制限時間内に書き終えられたもの。 少し手直ししたものもありますが大体そのま…

大学生になる鳳（おおとり）は進学と同時に、都心にあるアパートで一人暮らしを始める。 駅近で、新築で、部屋は綺麗で、二階建て。 風呂トイレ洗面所リビングは共用、家賃は月一万。 お…

自主企画「同題異話・十一月号」参加作品です。 真夜中の図書館で繰り広げられる、どこかほのぼのする、そんなお話。

１話完結型短編集です。作者が日常生活の中で疑問を持ったこと、こうだったらいいなぁという願望をもとに考えた短編を１話ずつ、上げていきます。 よしなしごと・・・どうでもいいこと、など…

この世界には、普通の人間には見えない『テクスチャ』というものが存在している。 場に定着してしまうと人間の精神に悪影響を及ぼすそれを見つけ、すばやく回収する。それを生業としているの…

　雨森知音《あめもりしるね》は小学校３年生の明るい女の子。 　彼女にはとても不思議な力がありました。 　それは他人の記憶を一緒に旅する力。 　どんなに昔の思い出も 「知音がいっ…

僕の名前は九条 円！みんな、まどかって呼んでね！！ 日本が誇る有数の財閥、九条グループの御曹司にして、今年の春から高校に通う15歳の健全な男子高校生さ！ お目付役のトシはお邪魔虫…

「包丁研ぎます　土曜日　10時～16時半　一本500円」 駅前の交番の隣、パチンコ屋が潰れて更地になった空き地に、そう記された簡素な看板が、ぽつりと置かれていた。 通りがかりにそ…

自主企画「同題異話・十一月号」参加作品その２。（まさかの同一同題異話での作品です。中身は全くの別物。）人はそれぞれ、図書館を持っている。今までの経験や思い出が、一冊一冊本になって…

不思議な雑貨屋「Wonder land」で織り成される心温まる現代ファンタジー！！ 『Today is my mom’s birthday.』と『氷漬けの心』の2作の短編集とな…

玩具の「俺」は、縫いぐるみの頼みでお局様に会いに行かされる。名前だけしか知らない相手を訪ねると、そこにいたのは美しい日本人形だった。

――桜は咲くのでしょうか。 散るのでしょうか。 ここは桜の魔女が住まうさくら町。 魔女には子供がふたり。 彼らは魔女から春の魔法を授かったのです。 不愛想な妹には、心からの笑…

扇風機ってエアコンとは違う優しさがあるよな

　みのりは就職したばかりの新卒OL。同時に始めた一人暮らしに寂しさを感じ始めていたある夜、どこからともなく黒猫が現れた。しばらく飼ってみるけれど、ちっとも猫らしくない。さらには「…

東北地方のとある田舎町。そこで天然石を扱う仕事、「石屋」を営む青年。 辛い過去を背負う石屋と店を訪れる個性豊かな客達のほのぼのだけどちょっぴりシリアスな物語。 ※この作品は「小説…

とある小さな田舎町には、ある一つの噂があった。 「毎週同じ曜日の真夜中に、昔あった映画館が復活するらしい」 と。ある少年は、そのどこか不可思議な噂を辿り、噂の根源へ向かう。 失わ…

ここは北国の静かな町、ほうき星町。耳が痛くなるくらい静かな町だけど、どうせ心のほうがもっと痛いんだから知ったこっちゃねえ。 この町には変なひとびとが住み着いている。世界最強のニー…