ほうき星町のひとびと

ここは北国の静かな町、ほうき星町。耳が痛くなるくらい静かな町だけど、どうせ心のほうがもっと痛いんだから知ったこっちゃねえ。
この町には変なひとびとが住み着いている。世界最強のニート貴族吸血鬼、その友達の性別超越系仙人、大家な天才工作者、美少女吞んだくれ、恋する書店員、武装郵便配達人、魔力を消す娘……。
共通してるのは「人生に疲れて終の棲家がほしい」というとこ。ひとびとは疲れています。広い湖でも見て、人生の行く末を振り返りましょう。人生は地獄だ。世界は苦しみだ。時間性は巻き戻らなくて、トラウマの傷はどうやって癒えるのか。それは自己満足だと言われたら返す言葉がありゃしませんが、それでもひとは生きていかねばならんのです。
そんなのんびり癒し系ファンタジー／SFがこのお話です。よかったら読んでね。
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