人形の祈り

作者 羽間慧

75

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★★★ Excellent!!!

ひとこと紹介の文は、本編で、なぜかすごく心に残った一文です。
心を込めて作られた、一本芯の通った玩具にも関わらず、暗い場所に放置された日本人形と、ボロボロに扱われ遊ばれたニックと呼ばれる玩具の、ふしぎで心温まる物語です。
私の部屋の、クローゼットに眠るおもちゃも、こんな会話をしているのかな……と思いました。

★★ Very Good!!

想いは世界を変える!

あなたのお部屋にも眠っていませんか?
忘れられたおもちゃ達が。
そのまま放っておくと…大変な事になるかもしれませんよ?

しかし、このストーリーはそんな一抹の不安を抱えながらも
最後まで読むと「なるほど」「ほっこり」な幸せな世界が待っています。

読み終わった後、思わず部屋に戻ってぬいぐるみやお人形を抱きしめたくなります。
一人称で進むストーリーは追いやすく、自分も玩具になったようなトリップ感覚が味わえる良作です。

問題点はこれを読んでしまうと、大掃除が
捗らなくなってしまう点でしょうか?(笑)

★★★ Excellent!!!

世の中は断捨離とかがブームで、私みたいに物が捨てられない(特に思い出があると)タイプは部屋が大変な事になるのですが、こちらの小説を読んで、改めて、思い出が詰まった物の大切さ、捨てるばかりが正義じゃないと思いました。暖かい気持ちにさせていただいて、ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

子供の頃、遊んでいた人形はどうしたんだったかな? と思いました。
転勤族だったので、引っ越しのたびにこっそり捨てられていたような? でも、なかなか捨てられないものですよね。
もう遊ばなくなり、段ボールに入れて、押入れの中で忘れられたものは、そのまま記憶からも消え去って……。
このお話を読んだら、ちょっと後ろめたい気持ちになりました。

ちなみに、早い段階でニックの正体を見抜いて、えっへん!
ちょいと威張っております。