「音色」を含む小説

子供の頃から縁側で西瓜を食べるのが好きだった。

俺、細田光輝は今話題の作詞者だ。 俺には幼なじみがいる。 1人は作曲者の斎藤魅音だ。 彼女は突出した音楽センスの持ち主。そして美人だ。 2人目はシンガーソングライターの大石…

僕は、この社会が嫌いだ。 人間の友情、愛情。そんなのは、ただの「噓」に過ぎない… 彼女に裏切らたまさきは、ある日、森の中でピアノを弾く少女に出会う。 その少女はなぜか、まさきと…

青い鳥SNSで 「悪意に曝される生活に疲れ現実からの逃避を切望していたある日、往来の真ん中でピアノを弾く青年を見かける。不思議なことに聴こえる筈の音色は聞こえず、周囲の人々に至っ…

井戸の中に住んでいた蛙は悠々自適に暮らしていました。生まれも育ちも井戸の中、それ故に天敵など知ることもありませんでした。ある大雨の日、一羽のカラスが井戸の中に落ちてきました。蛙は…

原因不明の病気を抱える少年は環境を変えるため、母親と三か月前に引っ越した。 引っ越してから月日が流れたことで、自然と近隣住民には事情がバレて、少年は腫れ物扱いされます。 心配性な…

夏の空は何故青いのだろうか？ そんな疑問を問い掛けたこと何度あるだろうか。 その響かせた蝉の声、生きる為に一生懸命鳴き続ける。俺はもう先が長くない人生を知らせるかのように。 …

透明とは、永久に閉じ込められた幸福の中にしか生きられない、標本化された繊弱な生命体なのか。 それとも、未来に拓かれる幸福を信じて生きる、発展と変化を怖れない強固な人間性の保持なの…

　一年前に三校が合併して設立された新設校である県立川城高校に通う二年C組の心枝 弥生（こころえ　やよい）。 　理事長権限により横暴ながらも心枝は女装での入学を許してもらった。だが…

人の感情を秋月識音(あきづきしおん)は色、白石葉月(しらいしはづき)は音で判断する能力を持っており、識音は人の感情は色とりどりだが、本来の景色の色が見えないこの能力を邪魔だと思い…

春から引っ越すため、片付けに追われる主人公。忙しい日の中で、ふと、長い間触れること無く放置されていたピアノの蓋を開ける。

清涼な音色で知られる“明珍火箸風鈴”。その音が消えた後で、犯行が起こった……のか？　風鈴を始め、夏の風物詩が大量登場。

人生はゼンマイ仕掛けのオルゴールだ。どんなに美しい音色を奏でても、いつかはその音が出なくなる時が来る。だからこそ精一杯、ゼンマイを回すように必死に努力するのだ。目的は一つ。一人に…

水たまりに幸運一滴、という同題異話企画があったので応募してみました。 このお話も、キーワードはバラフォンです。 さいきんのご時世を考えると、バラフォンの癒しの音色に触れてみたくな…

声優の大原さやかさんがパーソナリティをつとめるラジオ番組『月の音色～radio for your pleasure tomorrow～』のコーナーの１つ、『月の文学館』に投稿した…

　僕は街に辿り着いた。

「鬼木の山」そこは、鬼の住む山であった。ある日、蘭国を飛び出した千里は、山に踏み入れてしまうと鬼に襲われる事となる。 死を覚悟した千里だったが、何処からともなく聞こえたのは、美し…

偶然動画サイトでバラフォンの音を聞いて思いつきました。バラフォン、原始的な木琴ですが癒される音色なのはなぜだろう、と思いながら書かせていただきました。 アフリカの楽器には、癒しの…

冬の夕方。 高校からの帰り道、流れてくる音色に誘われるようにして喫茶店に入った彩季は四年に一度だけの特別メニューを注文して……。

神谷音色は自分の性別に違和感を覚える高校生。ある日、野犬に襲われた女の子、楠木香織を助けたことがきっかけで友人となる。しかし香織は視覚障害者だった。そのことである誤解が生じ、音色…