概要
大きな目標ほど大きな壁が立ちはだかります。それは今の貴方で私の目標です
井戸の中に住んでいた蛙は悠々自適に暮らしていました。生まれも育ちも井戸の中、それ故に天敵など知ることもありませんでした。ある大雨の日、一羽のカラスが井戸の中に落ちてきました。蛙はカラスという大きな羽を持った鳥、いや鳥を知りませんでした。不思議そうにカラスを見回し、まだ息があることに気が付きました。カラスに「大丈夫かい?」と尋ねると「水をくれ」とかすれた声で返答してきました。蛙は小さい体を器用に使いカラスの口に井戸水を運びカラスを看病しました。カラスは雨の中身を休めるような木もなく、井戸水を飲もうと井戸口に降り立ったが力尽きて井戸の中に落ちてしまったと蛙は伝えました。蛙は井戸の外のことを聞きました。外は壮大な自然が広まっていて、夜になれば人間たちが笛や太鼓の音色に合わせて踊ったり笑いあったりし
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