概要
今日もまた君の色は見えない
人の感情を秋月識音(あきづきしおん)は色、白石葉月(しらいしはづき)は音で判断する能力を持っており、識音は人の感情は色とりどりだが、本来の景色の色が見えないこの能力を邪魔だと思い、嫌悪している。ふと白石の色を見ようと目を凝らすが、彼女の色は変わらず、そのままの色しか見えない。
逆に葉月の方は、識音が側にいると音が識音の音しか聞こえなくなる。
「君は一体何者?どうして識音くんの側にいると君の音しか聞こえないの?」
「し、知らない。僕は君からだけ色が見えなくて気色悪いんだ」
「謎同士ですか……決めました。私は君の隣に居る事にします!」
一方的に決められたお隣宣言。
目にもくれない存在が少しずつ気になるようになっていく物語。
逆に葉月の方は、識音が側にいると音が識音の音しか聞こえなくなる。
「君は一体何者?どうして識音くんの側にいると君の音しか聞こえないの?」
「し、知らない。僕は君からだけ色が見えなくて気色悪いんだ」
「謎同士ですか……決めました。私は君の隣に居る事にします!」
一方的に決められたお隣宣言。
目にもくれない存在が少しずつ気になるようになっていく物語。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?